隠されしトーラー part3 ページ23
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迷うように揺れる声を聞きながら、アイリはユウの身体をひっくり返した。涙を溜めて必死に息を吸っている様は実に可愛らしい。弱々しくユウの手が肩に触れてきて、アイリはその手を取って首に回してやる。そうして上半身が密着するように抱き締めれば、彼の唇が小さく動いた。
「っき、きもひ、ッンあ！」
「うん」
「あ、ッ！ っあ、はぁっ、きもち、ぃあ゛！ あっひもひっ、ヒっ……！！」
「んっ、ふふ、よかった、ね！」
「〜〜ッッ、ぁ、あ゛ぁ……！」
気持ちいいと言い切る瞬間を狙って奥まで貫く。するとユウの中は、痙攣するかのようにうねっては吸い付いてくる。だからその絡みつく内壁ごと引きずり出すように腰の動きを早めれば、達したらしいユウはびくびくと身体を跳ねさせて喘ぐのだ。
「あ、っあぁ……ッ！ ひぁ、むり、ッアぃ、リッ……ひもひッぅあ！ あっ、あぁあああぁぁ……ッ、……ァ！」
身体が自分の意思と関係なく震える。それを無視してアイリが揺さぶれば、嫌だというように髪を振り乱しながら嬌声を上げるのだ。
「あぁ、〜〜ッ！ ッ、……っ……！ あぁ、あ、あ゛〜〜〜ッ！」
「ほら、頑張れ頑張れ、っは、ボクもそろそろ、イきそう」
痛いのに、苦しいのに、女のような声が漏れてしまう。イってるのに、またイってイき続けて、止まらない。
――死にそうだ。
無意識にユウがアイリの肩を手で押せば、ニヤリと笑うと共にぐっと挿入を深くされて息が詰まった。
もはや、呼吸すらもままならない。
「〜〜〜っ、ほら、出すよ。全部、呑み込んで、ね」
「ッ！ や、ゃらっ、ぁあ！ は、ぁっ、ひぃ、……っ！ ――ッッ！ っ！」
深く収まったまま、アイリはびくりと震えて、そうして身動きが取れないほど抑え込んだまま、奥で吐き出されたのだ。
ようやく終わりか、と安堵したユウを打ち砕くように、しばらく荒い息のままユウにもたれかかっていたアイリが動き出すのにはそう時間はかからなかった。
揺さぶられる衝撃に喘ぐユウは何度も何度もイかされて、どれほどそうしていただろうか。いつの間にか意識を飛ばしていて、気だるさとともに再び目を開いた時。
銀髪の悪魔の姿を捉えて、ユウの意識は途切れた。
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作者名：ゼファー | 作成日時：2021年1月14日 13時
