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Aはどう誤魔化そうかと思考を巡らせた。馬鹿正直に刀が入ってますなんて絶対に言えない。しかしここで「マネ業に必要な道具が入ってます｣なんて下手に嘘を吐いても、普段マネージャーの業務を共にこなしている帝襟に怪しまれてしまうかもしれない。Aは遠くで少し心配そうにしている帝襟にちらりと目を向け、そう考えた。
･･･それならいっそ、あえて嘘だと分かるものを言ってしまった方が楽だろうか。
Aはキュポンと先程閉めたキャップを外すと、ホワイトボードに英文を書き込んでいく。
「＜�犹笋惑�者です。今修行中なので忍者グッズを入れています�瓠筺�
それを見せれば、たちまち一部の選手が沸き出した。
「�倏�者！？�瓠�
「�爛泪犬�、ホントに居んのかよ！�瓠�
騒ぎ出す彼等をロキやカバソスは呆れたように見つめていたが、Aが話題を転換させると彼等の興奮も幾らか落ち着いたようで、部屋を案内する帝襟とAの背に大人しく着いてきた。
「それにしてもAちゃん、大胆な嘘つくねぇ」
「いや、海外の人ってほんとに忍者信じてんのかなって･･･」
よかった、上手く誤魔化せた。
Aは後ろを歩く5人にも、隣でくすくすと笑みを零している帝襟にも気付かれず、密かにほくそ笑んでいた。
そして、これから彼等と戦うことになるであろうブルーロックの面々に少しの不安を抱く。
･･･まあ、彼等の様な選手であれば心が折れる、なんて心配は必要ないだろう。
そう考えつつ、Aは帝襟と共にだだっ広い施設内を歩き回るのだった。
＿＿＿＿＿＿＿
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＿
「･･･ねぇ、クニガミ。そろそろ休憩したら？」
ガシャンガシャンとトレーニングマシンが忙しなく動く音が部屋に響く。
あの5人に挨拶をした日から少し経った日の事だった、御影と國神のチームが負け、士道率いるチームに御影が入ったという報せを聞いたのは。
しかし國神の様な選手であればワイルドカードでも生き残れるかもしれないとAは踏んでいた･･･が、しかし。
「無理は良くないよ、身体的にも精神的にも。」
「･･･あぁ。」
國神は些か頑張りすぎな気がしていた。多くの選手達がキツいトレーニングに音を上げ、脱落していく中國神だけは何時間もトレーニングを続けていたのだ。
これは今日に限った話では無い、國神はこの敗者が集う空間の中、食事と睡眠時以外ほぼ全ての時間を毎日トレーニングに費やしている。
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raiz(プロフ) - 神里浦飛さん» わー、そう言って頂けて嬉しいです！！こちらこそありがとうございました！ (3月31日 17時) (
レス) id: 9fe4c24c21 (このIDを非表示/違反報告)
神里浦飛(プロフ) - 面白くて一気読みしました！最後まで読んだ、と思ったら、番外編の千切りに爆笑させられました。楽しい時間をありがとうございます！ (12月7日 20時) (レス) @page49 id: fb6d1b08bc (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - れんれんさん» 返信遅くなり申し訳ありません、コメントありがとうございます！最後に面白かったと言って貰えるよう頑張っていたのでその言葉が沁みます･･･(*´꒳`*) (2023年4月14日 21時) (レス) id: 83866824e4 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - リィさん» コメントありがとうございます！ここまで読んで頂き感謝しかないです･･･！！返信遅くなって申し訳ない･･･。 (2023年4月14日 21時) (レス) id: 83866824e4 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 完結おめでとうございます！ほんとに面白かったです(*^ω^*)番外編待ってます！！！ (2023年4月9日 15時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raiz | 作成日時：2023年3月25日 23時
