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｢やっほー、偶然｣
Aはぱたぱたと手を振りつつ、男子高校生の集団へ近づく。するとそちらもAに気づいたようで、｢あ｣と声を上げた。
｢Aじゃん！なんでこんなとこに？｣
｢高校の後輩と遊んでた｣
蜂楽がAに声をかけ、Aはそれに答える。それを聞いていた潔は｢仲良いんだな〜｣と呑気に考えた。
｢オシャ少女の服、統一感があって実にオシャ･･･。オシャ星3つ！！｣
｢？？？･･･うん、ありがとう？制服だけど｣
Aが潔の近くに佇んでいた蟻生の言葉に？を飛ばしていると、他のブルーロックメンバーも続々と集まってきた。
｢まじ？それ制服なんだ。白宝転校したあとどんな学校行ったんだよ･･･｣
御影がAの制服を見つめ、言った。Aは｢ちょっと家の都合で宗教校に｣としか言えなかったが。
｢･･･なあ、ところでさ｣
ちらりと声の方を見やる。千切が困惑と驚きと呆れの混じった視線で一点を見つめていた。
｢･･･なにあれ？｣
｢･････････。･･･私の後輩だ･･･｣
ブルーロックメンバーの視線の先には、パンダと乱闘を繰り広げている真希の姿。
周囲の通行人はなんだなんだとスマホを構えている。
｢だぁかぁらあ！私はガ〇トが好きなんだよ！｣
｢俺はココ〇派なんだよ！｣
明らかに不毛な争いを、よく見ると乙骨と狗巻が必死に止めている。
Aはその集団に声を掛けた。
｢通行人の目が痛いからその辺にしといてよ〜！！｣
｢っあ、A先輩！助かった･･･！｣
Aの鶴の一声により取っ組み合いをやめた真希とパンダの2人は今度は睨み合いを始めていたが、目立たないのでまだマシだろう。なにより乙骨と狗巻が可哀想だ。
｢先輩、･･･えっと、その人達が？｣
｢ウン、友達｣
｢はじめまして、A先輩の後輩の乙骨憂太です！｣
乙骨がぺこりと頭を下げつつ言うと、潔や蜂楽、千切達も自分の名前を口にした。潔達は｢久しぶりのちゃんと敬ってくれる年下だ･･･！｣と感銘を受けていたのだが、それは乙骨の知る由もないことである。
｢おい憂太、A！さっさとサイ〇リヤ行くぞ！｣
すると、真希とパンダがこちらへ手を挙げて2人の名前を呼んだ。どうやらガ〇トVSココ〇の争いはどちらでもないサイ〇リヤに落ち着いたらしい。
｢ウン！･･･じゃーね、休暇楽しんで！また｣
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raiz(プロフ) - 神里浦飛さん» わー、そう言って頂けて嬉しいです！！こちらこそありがとうございました！ (3月31日 17時) (
レス) id: 9fe4c24c21 (このIDを非表示/違反報告)
神里浦飛(プロフ) - 面白くて一気読みしました！最後まで読んだ、と思ったら、番外編の千切りに爆笑させられました。楽しい時間をありがとうございます！ (12月7日 20時) (レス) @page49 id: fb6d1b08bc (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - れんれんさん» 返信遅くなり申し訳ありません、コメントありがとうございます！最後に面白かったと言って貰えるよう頑張っていたのでその言葉が沁みます･･･(*´꒳`*) (2023年4月14日 21時) (レス) id: 83866824e4 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - リィさん» コメントありがとうございます！ここまで読んで頂き感謝しかないです･･･！！返信遅くなって申し訳ない･･･。 (2023年4月14日 21時) (レス) id: 83866824e4 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 完結おめでとうございます！ほんとに面白かったです(*^ω^*)番外編待ってます！！！ (2023年4月9日 15時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raiz | 作成日時：2023年3月25日 23時
