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「「おー。」」
とある山の、奥の奥。
伊地知の運転する車によりブルーロックへやってきた五条とAの2人は、揃って感動の声を零した。そして、同時に呟く。
「「主張強ッ。」」
BLUE LOCK。そうデカデカと綴られた五角形の建物。施設はとんでもなくデカい。Aはもう少し小さいものを予想していたが、写真で見たよりずっと大きく見える。
何より屋根がない。何だか豆腐っぽいが、五角形なのでセーフだろうか。Aはそんなことをぼんやりと考えつつ、前を歩く五条へ着いて行った。
施設内へ入ってみると、赤みがかった色の髪をした女性が2人を迎え入れた。この女性が任務資料に載っていた帝襟 アンリなのだろう、どうやら絵心の元へ案内してくれるらしい。
2人は全身真っ黒(五条はサングラス付き)という不審者のような格好だったが、帝襟は嫌な顔ひとつせず迎え入れてくれた。Aは美人だしスイカ2つ付いてるしこの人とは仲良くなれそうだと考えた。
そうしているうちに3人は入り組んだ道を歩き、ようやっと絵心の居るらしいモニタールームへ繋がる扉の前へ着く。帝襟はコンコンと扉をノックし、中から返事が返ってくると扉を開けた。
2人はその空を切り取ったような美しい瞳に、様々な色のユニフォームを纏う男子高校生のサッカーをプレイしている様子が映ったモニターを前にカップ焼きそばをすすっている人間を映した。その男は目にクマが目立っていて、切りそろえられた髪の毛は何だかキノコを連想させた。というかこの男、恐ろしくなで肩だ。
Aが「リュック背負ったら一瞬で滑り落ちそう」とか考えているうちに、五条が先に絵心へ声をかけた。
「はじめまして、これからマネージャーを担当するA Aの保護者、五条悟でーす。」
軽い調子で自己紹介をした五条。Aはそのテンションで行くんだ、と少しぎょっとした。帝襟も意外そうに五条を見ている。確かにこの端正な顔立ちからは想像できないような口調だ。これぞ残念イケメンとでも言うべきだろうか、天は二物を与えずとはこのことだ。
しかし五条はその視線に構わず話を続けた。
「こっちがA。ほいA、自己紹介。」
「A Aデス。英検は1級です！！！」
Aはくわっと眉毛を釣り上げて言った。帝襟はそれに驚きの声を上げる。ちなみにこれは呪術師の等級を英検に言い換えただけだ。つまり英検1級は真っ赤な嘘である。
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さくちゃん - raizさん» ありがとうございます！楽しみに待ってます！！ (2023年3月25日 7時) (
レス) id: f6f0c24dc1 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - 水希さん» コメントありがとうございます、面白いと言っていただけて感無量です･･･！続編はもう少しでできると思います。ソワソワが治まれば() (2023年3月24日 21時) (レス) id: 1aa12f97ac (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - さくちゃんさん» 返信遅くなり申し訳ありません･･･！続編もう少しでできる予定です、もうしばしお待ちを･･･！！ (2023年3月24日 21時) (レス) id: 1aa12f97ac (このIDを非表示/違反報告)
水希(プロフ) - 初コメ失礼します！すっごい面白いです！続編が気になってソワソワしてます！更新頑張ってください (2023年3月23日 18時) (レス) id: 0489471443 (このIDを非表示/違反報告)
さくちゃん - 続編待ってます！！ (2023年3月15日 18時) (レス) @page50 id: f6f0c24dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raiz | 作成日時：2023年2月25日 21時
