[完] 超人ちゃん Ⅱ【9K】 (ページ14)

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じゅうよん。ページ14

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"また"だ…。
幾度となくかかってくる国際電話。

相手が誰かも話の内容もわかっているからこそ出たくない。

山本「なってるよ？」

私の手の中で震えているスマホを指差しながら教えてくれる山本さんは疑うことを知らないような目で私をみてくる。

『知ってるんです、鳴ってることは』

山本「出ないんですか？」

『If you can do that,you won't have any trouble…』

山本「んー？」

意味が通じてない様子の山本さんをよそに、鳴りやまないスマホの電源を落とした。

『はぁ…』

私は意を決して拓司に相談することにした。

伊沢「_____で、そういうこと？」

『そういうこと』

伊沢「まぁ俺的にも会社的にもいいんだけどさ？」

『___だけど？』

伊沢「あの事があったのにそんなんになったら、色々あんじゃねーかって思われるかなって考えた」

そうか…、そういう考えもあるのか…。
今までの私は、私の周りがちゃんと理解していてくれればその他にどう思われていても気にしてなかった。
でも今はそれじゃあ駄目なんだ。

有名人…とまではいかなくとも顔を出している以上は見てくれている人や私のことを知ってくれている人に色んな考えを巡らせるのは良くないんだ。

_____このままじゃ私、また中途半端だ。

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