[完] 超人ちゃん Ⅱ【9K】 (ページ11)

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じゅういち。ページ11

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須貝「まじか……、だからか。
大学でやけに視線感じるなーとは思ってたんよ」

荷物をおろし、河村さんから経緯を聞いた駿貴さんは片手で頭を抱えた。

須貝「ホントにすまん。みんなに迷惑かけて。
俺が軽率やった、もうちょっと気を付けるべきだった」

そう言って頭を下げた駿貴さん。
私もすぐにその横に回り、同じように頭を下げた。

そうだ、私は最初に皆に謝らなければならない。
そんなことも忘れて普通に仕事していた。
いくら駿貴さんと私の写真が出回ったとはいえ、元は私が絡まれたのをうまく躱せなかったのが原因であって駿貴さんは何も悪くない。
なんなら私を助けてくれたのだから。

『すみませんでした』

伊沢「んぁ？何やってんの」

今かよ、とツッコミたくなるようなタイミングで仕事を終わらせた拓司が顔を上げてキョトンとしていた。
パソコンに向かいながらもしっかりと話を聞いていた福良さんがこそっと耳打ちで拓司に説明すると、あぁ、と納得したような表情をみせた。

伊沢「とりあえず謝罪とか諸々は後にしてもらって、先に状況確認と今後どうしていくかってのを2人と話したいんだけど」

須貝「りょうかい」

『うん』

伊沢「じゃあ仕事ある人は戻って。福良さんと河村さんは大丈夫？」

河村「僕はもう今日の仕事は終わったから」

福良「僕の残りは各方面への連絡とかだから1時間あれば」

伊沢「それは後でもいける？」

福良「会議終わってからでも」

私たち5人は揃って会議室へと入った。

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