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episode.14 ページ14

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伊吹「今は機捜にいんの」

『機捜…?』

伊吹「機動捜査隊、事件が起きたら1番に駆けつける部署。
俺にぴったりっしょ!」


伊吹はニカッと笑った。
Aは_私がいれたんだけどね、と思いながらも関心の表情をみせた。


伊吹「そんでね、今の相棒が真面目で___」


仕事内容や事件に関しては言わないものの伊吹はかなりギリギリのところまでAに話していた。
一応、一般大学生の設定であるAは伊吹の話を遮る。



『伊吹さん』

伊吹「ん?なーにAちゃん」


伊吹はAに話しかけられたのが嬉しかったのか、両手で頬杖をつきズイッと前に乗り出してきた。


『それは私とかに話していい内容?』

伊吹「まぁ…いいんじゃね?」

『じゃあ聞いとく』


Aが伊吹と同じように頬杖をつき前へ乗り出すと、2人は顔を合わせて笑いあった。


伊吹「ホントになんかあったらすぐ連絡してね。
非番の日も駆けつけちゃうから」


語尾にハートのついてそうな伊吹とわかれたAは、伊吹のまだ見たことのない苦悶の表情を想像しながら帰路についた。



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作者名:らい | 作成日時:2024年3月12日 6時

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