episode.10 ページ10
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『ちょっと待ってください、志摩さんも伊吹さんも！』
追いかけながら声をかけると志摩さんが伊吹さんのフードに手を突っ込んでいた。
志摩「テッテレ〜」
志摩さんは再生ボタンを押して聴取の内容を伊吹さんに聞かせた。
志摩「報告書書いたら返してください___」
伊吹「勝手に録ってたのかよ……、信用ねえなぁ」
志摩「ああ、ないですよ。
俺は自分も他人も信用しない」
まだそんなこと言ってるんですか。
あなたは信頼してた、お兄ちゃんはそれに応えようとしただけ。
でもそれは志摩さんが信じたのが悪いんじゃない。
全部タイミングとか、スイッチが違っただけ。
伊吹「ふーん、難しいなぁ…」
志摩「あ、それ彼女のなんで壊さないように」
歩きだした志摩さんが振り返って言うと伊吹さんも振り返ってこっちを向いた。
伊吹「え、グルなの？Aちゃんにも信用されてない感じ？
俺ショックなんだけど〜」
それはショックを受けた人の態度ではない気がするけど。
それに別に人を信用してないわけじゃない。
データの方が人より優秀なだけで、私にだって信じてる人はいる。
『私は人よりデータを信じてるので』
伊吹「それって俺のこと信じてないじゃーん」
『まぁ、信頼に値する人であれば信じますけど』
そんな戯言を言いながら志摩さんの後を追い、パーキングへと案内する。
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ぽちゃまる(プロフ) - いつも楽しくて拝見させて貰っています！香坂さんの妹っていう設定からもう、はい、愛してます。香坂さんがお亡くなりになられた場所が私のちょー近所でして、場面再現したいぐらいです。もうギャフンと言います、これからも最新頑張ってください！応援しています！ (4月16日 20時) (
レス) id: e1b30985a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2024年2月23日 8時
