episode.7 ページ7
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志摩さんの意図がわからず動けないでいると、志摩さんが顔をあげた。
志摩「はやく履いてくれないか」
『じ、自分で履けますっ！』
志摩「いいから」
『でも……』
志摩さんは頑なに動こうとしない。
私は半ば諦めてゆっくりと足をあげると志摩さんがカバーを履かせてくれた。
『ありがとう…ございます』
志摩「ん。その代わりそれ、貸してくれ」
志摩さんが私のジャンパーのポケットを指差して言った。
そこにはさっき車から降りるときに入れたボイスレコーダーが入っている。
『なんで分かったんですか？』
志摩「お前はデータを信じる、だろ？」
『人は、嘘をつきますから』
そう言って志摩さんにボイスレコーダーを手渡した。
階段を下りると陣馬さんが事件の概要を説明していた。
陣馬「カレー食って店出たとこでいきなり頭を殴られたらしい
、手分けして聴取」
陣馬さんの大声を聞きながら志摩さんの後ろについているとなぜか伊吹さんをジーッと見つめている。
その視線に気付いたのか伊吹さんが振り返った。
伊吹「うん？」
志摩「なんかついてる」
伊吹「んっ」
志摩「取れた」
頭を少し下げた伊吹さんのフードにボイスレコーダーを入れた。
あれ、私のなのに。
伊吹「ありがとう」
何も知らずにそう言う伊吹さんを横目に目撃者の聴取へと向かう。
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ぽちゃまる(プロフ) - いつも楽しくて拝見させて貰っています！香坂さんの妹っていう設定からもう、はい、愛してます。香坂さんがお亡くなりになられた場所が私のちょー近所でして、場面再現したいぐらいです。もうギャフンと言います、これからも最新頑張ってください！応援しています！ (4月16日 20時) (
レス) id: e1b30985a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2024年2月23日 8時
