mémoire Ⅲ【HP_親世代】 (ページ2)

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今年の魔法生物学の先生にはハグリッドが就任したらしい。
私はいつ行っても、"忙しいからまた"と言われてなぜだか避けられているみたい。
でも今日の授業はちょっと覗いてみたい。

なんたって、あのヒッポグリフが見られるらしいから。

『セブルス、私魔法生物学の授業覗いてくるからね？』

ｾﾌﾞﾙｽ「我輩は授業がある、決して森の奥へは行かないように」

『うん、わかってるよ』

あのセブルスが他の授業へ私を1人で行かせるなんて誰もが驚くことだろうけど、今年はディメンターがいるのでホグワーツの敷地からでない限りは安全であると、ダンブルドア先生がセブルスに説得してくれたおかげで自由に行動できるようになったのだ。

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「Aさん？どうしてここに？」

授業が始まってから森へと行ったがそこにヒッポグリフはいなかった。

『ヒッポグリフを見にきたの、気高くて気品があるって聞いたものだから』

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「それは残念ね」

ﾛﾝ「今ごろハリーを乗せて大空を飛んでるよ」

グレンジャーとはちょっとした縁で顔を合わせれば会話をするようになった。

『空を飛んでる…？』

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「そうよ、ヒッポグリフに認められたの。
でもきっともうすぐ戻ってくるわ」

グレンジャーがそう言いきる前に風がブワッと吹いて空からハリーを乗せたヒッポグリフが降り立った。

皆が拍手をして迎える中、1人の生徒が前へと歩きだした。

ﾄﾞﾗｺ「なんだよこいつ、全然危険じゃないな」

ハグリッドが止める間もなくヒッポグリフは前足をおおきく振りかぶった。

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