ふぉーてぃふぁいぶ。 ページ47
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ビックリした…。
うん、ほんとに見慣れてないのが理由なんだけども…、想い人の裸体は目によろしくない。
でも……。
引き締まってた…な、腹筋とか…胸板とか…。
先ほどみた光景を少しだけ反芻していると、ガチャリとドアが音を立てて駿貴さんが再び戻ってきた。
須貝「…………」
駿貴さんは何も言わずにソファの近くで正座をして床に頭をつけた。
俗にいう"土下座"というものだ。
須貝「ほんっますまん!
ついいつものようにそんまんまで出てきてしまった!」
勢い良く床に話しかける駿貴さんの姿に思わず『ふふっ』と笑い声が漏れてしまう。
須貝「ちょい待ち、笑ってない?」
『ふっふふっ、いや、大型犬みたいだな…と』
須貝「それはおかしない?」
土下座のまま顔だけを上げた駿貴さんの眉間にはうっすらと皺が出来ていた。
おっと…これはまずい…?
『ごめん…なさい…?』
須貝「そこまでは怒ってないけどさ___」
駿貴さんは立ち上がって私に近づくと顔を覗き込んで小さく呟いた。
須貝「その
罰の悪そうな私の顔をみてそんなことを言う駿貴さんの口があまりにも近くて、今にも触れられてしまいそうだ。
須貝「……ごめん」
ボソリと聞こえた謝罪の意味を問おうとして開いた口は、駿貴さんの唇によって塞がれた。
突然なことで呆気にとられたが、駿貴さんからの
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らい(プロフ) - 陽さん» ありがとうございます! (2022年8月29日 7時) (レス) @page31 id: 097a817d7e (このIDを非表示/違反報告)
陽(プロフ) - 好きです!応援してます! (2022年8月28日 12時) (レス) @page31 id: d969f9c7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2022年7月17日 10時