超人ちゃん【9K】 (ページ36)

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さーてぃふぉー。ページ36

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タピオカ店に着くとそこにはかなりの行列が出来ていて、皆手には駿貴さんと同じチラシを持っていた。

『すごいですね…』

須貝「せやな、とりあえず並ぶか」

『…ですね』

たくさんの女の子が並ぶ最後尾に私達も並んだ。

『あ、私メニュー撮ってきます！
拓司たちに送って何がいいか聞きましょ！』

駿貴さんの「おー」という声を背中に列から出て店の前までいき、大きな看板のメニューを写真におさめる。

駿貴さんの元へ戻る前にサッとLINEを送る。

新作のタピオカ店!
メニュー見て欲しいの送ってください!

メニューの画像を送りスマホをしまい、行列に視線を向ける。
列の中から駿貴さんを見つけるには、女の子の中から頭１つ分飛び出た男を探せばいい。

案の定、簡単に見つかった。

『お待たせしました』

須貝「ちょっとお嬢さん？これ送るとこ間違ってるんやけど？」

そう言って駿貴さんが見せてきた画面には留守番メンバー以外からの返信がきていた。

伊沢拓司俺は普通のミルクティー
河村拓哉僕も同じで
こうちゃんタピオカ?俺、黒糖ってので!
山本祥彰僕も黒糖!
福良拳俺もお願いしますね
その抹茶にしようかな

『ん？何がですか？』

須貝「グループトークに送ってどうすんのよ…福良さんとこうちゃんまで送ってきてるやん。
まじかぁ…痛い出費やなぁ」

『私も出しますよ？そのために一緒にきたんですから。
それに私、意外と持ってるんで』

財布を顔の近くまであげてみせた。
駿貴さんは苦笑いしながらも「最悪や」と小さく言ってから大きなため息をついた。

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