超人ちゃん【9K】 (ページ34)

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さーてぃつー。ページ34

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私は思わず目を丸くした。

そこには心もとないコメントが広がっていると思いきや、そんなことは全くなくて。

「えー、出題だけかぁ」
「伊沢さんとクイズ対決してほしい！」
「え！全部石井さん！？バイリンガルすぎんか！？」
「ルール説明のための河村さんがほぼ空気w」
「伊沢さんの画面外へ向ける目が優しすぎる…尊」
「こうちゃんの驚き方やば！」
「ハーバードってことはアメリカ住みでしょ？なのに多言語取得しすぎじゃない？またQuizKnockは優秀な人材を……」
「優秀すぎるからクイズより勉強動画を上げてほしい」
「顔出し！きぼんぬ！」

所々、おかしなコメントもあったけど批判はされていない。
むしろなんだか温かく迎えられて…いる？

須貝「それ見てもまだ"自分でいいのかな"とか思うわけ？」

駿貴さんの声に顔をあげて5人の顔をちゃんと見ると、皆は怒っているような表情だった。
拓司に至っては、それに加え悲しみとも取れる顔だった。

私は首を大きく横にふった。

『思わない…、それに、この期待に応えてあげたい』

そう言うと5人はにっこりと笑ってくれた。

伊沢「それでこそA！」

山本「僕達にはもう石井さんが必要不可欠です」

『うん…、ありがとうございます。わたし、頑張ります！』

福良「学業もしっかりねー」

こうちゃん「そうそう、伊沢さんみたいにはならないでくださいね？」

伊沢「おい、こうちゃん、どういう意味だよ、それ！」

漫才かのような流れに私たちは声をあげて笑った。

この仲間と出会えてよかった。
この人達にも、私に出会えてよかったって思ってもらえるようにこれから頑張ろう。

そう心に決めた日にだった。

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