さーてぃーん。 ページ15
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伊沢「お疲れ様でーす」
前を歩く拓司についてオフィスに入ると数人が振り向いた。
福良「あれ、伊沢今日オフじゃなかったっけ?」
山本「そうですよー、わざわざ休みにしたのに出勤してたら意味ないですよ」
伊沢「ちょっと野暮用」
福良「それで、後ろの人は?」
伊沢「A、福良さんと山本さん。
福良さん山本さん、ハーバード帰りの超人で俺の元同級生」
『ども、超人は訂正させてもらいますけど』
福良「あぁ!高校生クイズの時の幻メンバー?!」
山本「うーん……僕どっかで見たことある気が……」
メガネをかけている方が福良さん。
かわいい雰囲気の方が山本さん。
紹介されなくても顔と名前はすでに一致している。
伊沢「で、福良さんちょっといい?」
拓司が福良さんと隣の部屋に行ってしまい、さっそく私は手持ちぶさたになってしまった。
とりあえず拓司の席にでも座っとくか。
オフィスのデスクを見渡して拓司のデスクと思われる場所を探す。
デスクは使っている人の個性が出る。
拓司は意外にもデスク周りが汚い。
綺麗でも散らかってても効率は一緒って言いそうだし。
綺麗に整頓されているデスクや、本がたくさん置いてあるデスク、先ほど福良さんが座っていたデスクにはパズルやその解説本などが置かれていた。
他にも写真立てが飾ってあったり、ポストイットが貼りつけられていたりと様々だ。
『ここ、駿貴さんのだ』
あるデスクを1つ見つけた。
すぐにわかる、デスク周りは整頓されていて私の論文が丁寧に置いてあったからだ。
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らい(プロフ) - 陽さん» ありがとうございます! (2022年8月29日 7時) (レス) @page31 id: 097a817d7e (このIDを非表示/違反報告)
陽(プロフ) - 好きです!応援してます! (2022年8月28日 12時) (レス) @page31 id: d969f9c7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2022年7月17日 10時