超人ちゃん【9K】 (ページ38)

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さーてぃしっくす。ページ38

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突然で、一瞬の出来事だった。

周りからの小さな悲鳴やどよめきが起きたが、私は呆気にとられていて気にもならなかった。

割引ラッキー！と思って、恋人繋ぎでもすればいいかな？なんて考えていたのに駿貴さんの悪乗り？もあり、そんなことよりも大袈裟なことをされてしまった。

ほ、ほ、ほっぺに…、キス……？
一瞬だけ感触があったので、思わず手を頬に添えた。

須貝「どう？お姉さん」

そういう駿貴さんの顔はよく見えなかったけど、耳が赤くなっているのだけはわかった。

店員「あ…、はい、大丈夫…です。
で、では10％割引になります」

須貝「イチゴとチョコはそのままもらえます？」

店員「かしこまりました！」

駿貴さんと店員さんのやり取りは私がボーッとしているうちに終わっていた。

須貝「大丈夫？」

『え、あ、はい…』

なんだか気まずくなってしまってお互い黙り込んでしまった。

店員「お待たせしました！」

『ありがとうございます』

須貝「ほな、これで」

支払いをすませてタピオカを飲みながらオフィスへの道を歩きはじめる。

須貝「あー、ごめんな？急に…その、してしまって」

駿貴さんは少し恥ずかしそうにしながらも謝ってくれた。

須貝「アメリカにいたわけやし慣れてるもんかと思っててんけど、あかんかったよな」

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