ウソツキ 受け入れ ページ5
1つ目の話が終わったと分かり、耳郎がもう1つの話は何かと問う。
相「……あぁ、心して聞け」
相澤先生が、また改まり、生徒の顔を見て言う。
相「真がまたヒーロー科に通うことになった」
焦「……は?」
相澤先生が発した言葉により、皆に動揺が走る。
裏切ったはずの、ヴィランだったはずの真がヒーロー科へと通う。
どういうことだろうか
勝「は?どういうことだよ!アイツは…!」
出「……なんでですか?」
あの時、真と話した生徒がそんなことを問う。
相「…校長からの提案だ。真に、しっかりとした高校生活を送って欲しいと、アイツのヴィランだった頃の記憶は消えている。それに前校長が質問したところ、自分は元からヒーローを目指している。と言ったそうだ。受け入れられない者もいるだろうが、頼む、アイツをA組の仲間として見てくれ」
相澤先生が頭を下げた。それに皆は黙り込んでしまう。
鋭「……先生、真の記憶が消えてるってどういうことですか」
鋭児郎が険しい顔をして言った。
急に記憶が消えることなんて有り得ない。そう言いたいのだろうか
相「オールマイトさんの知り合いのヒーローが記憶操作の個性らしくてな。その方に頼みヴィランに関係している全ての記憶を消したらしい。下手に刺激すると倒れることもある、昨日も1回倒れた」
出「記憶操作………!」
ヒーローオタクである出久がオールマイトの知り合いの話を聞いて反応する。
峰「それより、ヴィランだったアイツを信じろって言うのかよ?記憶が消えてたって信じれねぇよ」
梅「……峰田ちゃん。それは本人を見なきゃ分からないわ。それに私思ったの、神野で戦っている真ちゃん、どこか辛そうだったわ」
信じられないと言った峰田に、梅雨が軽く否定し自分の意見を言う。
辛そう。何故だろうか、ヴィランに染まり切っていたはずの真に、辛いことなんてなかったはずなのに
三「私は真君を信じてみたい、体育祭の時とか、本当にヴィランだったら私に氷突き刺してたと思うから!真君は本当は優しくて、ヒーローみたいなんだと思う!」
天「信じていいのか分からないが……僕は真君に貸しがあるんだ、返させて貰わないと性にあわない。」
三奈を筆頭に皆が自分の意見を言い始めた。
ほとんど皆真を信じ、受け入れるという内容であった。
相「……そうか、なら良かったよ…以上!さっ!中に入るぞ、元気に行こう」
相澤先生がそう言い、真の時と同じように中へ入って行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 794人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真昼 - ずっと更新待っています (2022年3月24日 20時) (
レス) @page29 id: 5584a58fc0 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - もう更新しないんですか？ (2022年2月12日 21時) (レス) @page29 id: 77d92c6539 (このIDを非表示/違反報告)
あかさん - 初コメ失礼します！すごく面白かったです！えっと、真君の人を傷つけるのに容赦ないところとか、平気で嘘をつけるとか、サイコパスの特徴に当てはまってる気がするんですよね...そういう伏線的なものを作品に乗せれるって主さん神がかってると思います！更新待ってます! (2021年10月6日 22時) (レス) @page28 id: 9931526d11 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - この作品好きです！一気読みしました！完結状態になっていますがバグだと信じて更新待ってます！体調管理気をつけてくださいね！ (2021年7月31日 10時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ブロッコリー - あの…どちゃくそ好きです！もう神！！神ですよ！！更新よろしくお願いしますよろしくお願いしますよろしくお願いします (2021年7月14日 1時) (レス) id: eac5d2add4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：raito | 作成日時：2019年2月1日 18時
