ウソツキ 大丈夫 ページ34
そして真は、森の奥深くへと向かい、個性を発動した。
真("俺の声は弔に聞こえない""弔の声は俺に聞こえない")
真｢…弔、聞こえるか?｣
弔｢は?え、なんで真の声聞こえるんだよ｣
そう声を出すと、困惑したような弔の声が聞こえ、真は笑ってしまった。
真｢俺の個性。それで、合宿所のことなんだが｣
弔｢あぁ、どこだった?｣
真｢ワイルドワイルドプッシーキャットっていうヒーローの私有地だ。森の中にあるから分かりやすいと思うぞ。あと、荼毘が使えるとこだな｣
そう言うと、弔が納得したように声を漏らす。
弔｢確かに、炎ならもってこいだな。あ、あとこっちで仲間結構増やしたからそっち行く時写真は見せたが、一応目立つもんつけとけ｣
真｢あァ、ならライのときの仮面つけるわ。活動しやすいしな｣
弔｢了解…真｣
返事をしたと思ったら急に真剣な声を出して真の名前を呼んだ
真｢…何?｣
弔｢何かあっただろ｣
図星だった。
当てられてしまって少し沈黙した後、なんでもないと言う
真｢何もないぞ｣
弔｢嘘だろ、お前なら違ったらすぐ反論するはずだ。｣
長年いたことによりよく分かるのだろう。
真は、溜息をついた後、絞り出すように言った。
真｢…………俺、今日ヒーローの子供を助けちまった。恩を着せるとかそんなんじゃなくて、体が勝手に動いたんだ。アイツらに感化されちまったのかもしれねェ。このままだったら弔達に迷惑をかけちまう可能性だってある。すまな｣
謝ろうとした真の言葉を弔が遮った。
弔｢謝るなよ、あんな奴らのとこに長時間居たら感化されるかもしれない。その可能性はあった。先生も、俺も、お前だから。お前は絶対に向こう側に行かないと確信が出来ていたからそっちに行かせたんだよ。迷惑をかける?そんなん俺もかけてんだろ…色々と。作戦成功まで色々なトラブルがあるかもしれない。だが、結果が第1だ。お前は、"大丈夫"だ｣
真｢ッ………弔…｣
大丈夫。真が今1番かけて欲しい言葉を何の気もなく言ってくれた。
やはり、自分の居場所はここなんだ。
真｢ありがとな、明日絶対暴君を連れて行ってやるよ｣
弔｢あぁ、楽しみにしてる｣
真｢じゃあな。"個性を解除しない"｣
真はそう思い、弔に礼を言ってから個性を解除した。
真｢…あーあ、弱気になるなんてホントらしくねェな…気合い入れ直さねェと。……………絶対成功させてやる。待ってろよ、オールマイト…いや、社会のゴミ｣
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raito(プロフ) - 猫好きさん» 遊○王ですかwwwwwこちらでもコメントありがとうございます! (2019年1月2日 7時) (
レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 遊〇王の予告風↓ (2019年1月2日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 真くん…完全に敵になっちゃうんだね………よし！やっちゃえ真！！！ (2019年1月2日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
raito(プロフ) - すずきさん» ご指摘ありがとうございます!これからも皆様のコメントを励みに頑張らせていただきます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
すずき - あの、40ページ「やっと始まる」で"Mr.コンプレス"が"コンプレクス"になってますよ!いつも楽しく読ませてもらってます!続編でも頑張ってください!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 6ed7c6429e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raito | 作成日時：2018年11月16日 19時
