ウソツキ 不安 ページ33
マ｢落下の恐怖で失神しちゃっただけね、ありがとう。イレイザーから言われて見張ってたんだけど、最近の女の子発育いいからねぇ｣
出｢なにもなくて良かったです｣
マ｢よっぽど慌ててくれたんだね｣
マンダレイと出久が話している間。
真はずっと黙り込んで考え込んでいた。
真(なんで助けた?なんで飛び出してしまった?そんなことして俺に何の利益もないだろう。ましてやヒーローの従甥なんて、何故?…コイツらに感化された?…いや、それはない。ないと思う。……………もし弔に感化されたって思われたら?…捨てられる?それは、それだけはイヤダ)
あの時、無意識に洸太を助けようと飛び出してしまった。
何故か、何故だろうか。
真の中に何故?捨てられる?イヤダなどという言葉がグルグルと渦巻いていた。
マ｢この子も普通に育っていれば、ヒーローに憧れてたんじゃないかな…｣
出｢普通に…?｣
ピ｢洸太の両親ね。ヒーローだったけれど、殉職しちゃたんだよ｣
マンダレイ達が話している言葉が右に左にへと流れて行く。
幸い重要な言葉は聞き取れていたが、それがどんな意味を成すか考える余裕が今の真にはなかった。
真(…大丈夫。大丈夫だ。俺は感化されてない。俺はライだ。今回のことだって上手くいく。だって皆がいる、弔が、黒霧が、先生がいる。大丈夫。失敗なんかしない。ダカラオレハダイジョウブ)
出｢…………ん?……君?……真君!｣
出久に呼び掛けられていたことに気付き、真は返事をする
真｢ｯ…!?…どうしたの?出久君｣
出｢えっと、ボーッとしてたから大丈夫かな?って…そろそろ時間だし部屋戻らない?｣
真はすぐさま何時ものような笑顔を顔に張りつけ賛成した。
真｢そうだね、ごめん。行こうか｣
出｢………うん。｣
少しの間を空けてから出久が返事をした。
真(なにか違和感与えたか?…大丈夫だろ多分)
そして2人で部屋に戻り、男子全員で談笑をしていた。
消灯時間になっても喋っていたので、相澤先生に叱られてしまった。
そして、皆が寝静まった1時間後…
真(そろそろいいか)
真が、部屋からコッソリと抜け出して行った。
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raito(プロフ) - 猫好きさん» 遊○王ですかwwwwwこちらでもコメントありがとうございます! (2019年1月2日 7時) (
レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 遊〇王の予告風↓ (2019年1月2日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 真くん…完全に敵になっちゃうんだね………よし！やっちゃえ真！！！ (2019年1月2日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
raito(プロフ) - すずきさん» ご指摘ありがとうございます!これからも皆様のコメントを励みに頑張らせていただきます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
すずき - あの、40ページ「やっと始まる」で"Mr.コンプレス"が"コンプレクス"になってますよ!いつも楽しく読ませてもらってます!続編でも頑張ってください!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 6ed7c6429e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raito | 作成日時：2018年11月16日 19時
