ウソツキ 始まり ページ19
真｢…出久君。離れて｣
真は、不自然にならないように出久に言った。
この場面で何も言わないとおかしく思えるだろう。
しかも分析能力に長けた出久だ。違和感に気づく可能性がある
真(ヘマは出来ねェな)
出｢えっ?｣
弔｢いや本当信じられないぜ、こんなところでまた会うとは!…ここまで来ると何かあるんじゃないかって思うよ。運命、因縁めいたもんが…まぁお前らにとっては｣
そこで弔は言葉を切り、真と出久の首に1本指を上げて、手を首に掛けた
弔｢雄英襲撃以来になるか…お茶でもしようか。緑谷出久、轟真。｣
唖然とする出久を見てから弔は更に言葉を紡いだ
弔｢自然に…旧知の友人のように振る舞うべきだ。決して騒ぐなよ?落ち着いて呼吸を整えろよ、俺はお前らと話がしたいんだそれだけだ。少しでもおかしい挙動をしてみろよ?簡単だ、俺の五指が全てこの首に触れた瞬間、喉の皮膚から崩れ始め、１分と経たないうちにお前らは塵と化すぞ｣
出｢こっ、こんな人混みで…!｣
真｢こ、こんなところでやったら直ぐにヒーローが飛んできますよ…!｣
真(俺の演技力すげェな)
真は出久が危機的状況に陥っていても、興味を示さず、ノリを合わせただけであった。
弔｢だろうな、でも見てみろよこいつらをいつ誰が個性を振りかざしてもおかしくないっていうのに何で笑って群れている?法やルールっていうのはつまるところ個々人のモラルが前提だ。｢するわけねぇ｣と思い込んでんのさ捕まるまでに20…いや全て壊せるだろうなァ…｣
弔が微かにこちらを見て言った。
確かに、真の個性を使えば、ほんの一瞬で全てを塵にしてしまうことは可能である。
出｢話って…なんだよ｣
弔｢ハハハ良いね、せっかくだから腰でも掛けてまったり話そうじゃないか｣
そして弔は、真達の首を掴んだままベンチへと向かった。
弔｢大体なんでも気に入らないんだけどさ今1番腹が立つのはヒーロー殺しさ。雄英襲撃も、保須で放った脳無も…全て奴に喰われた。誰も俺をみないんだ何故だ?いくら筋書き立てようが、結局奴も気に入らないモノを壊していただけだろう。俺と何が違うと思う?緑谷、轟｣
真｢何が…｣
出｢僕はお前らの考えに理解も納得も出来ない。けれどヒーロー殺しは…納得はできないけど理解は出来たよ。僕も、ヒーロー殺しも始まりは………………
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raito(プロフ) - 猫好きさん» 遊○王ですかwwwwwこちらでもコメントありがとうございます! (2019年1月2日 7時) (
レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 遊〇王の予告風↓ (2019年1月2日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 真くん…完全に敵になっちゃうんだね………よし！やっちゃえ真！！！ (2019年1月2日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
raito(プロフ) - すずきさん» ご指摘ありがとうございます!これからも皆様のコメントを励みに頑張らせていただきます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
すずき - あの、40ページ「やっと始まる」で"Mr.コンプレス"が"コンプレクス"になってますよ!いつも楽しく読ませてもらってます!続編でも頑張ってください!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 6ed7c6429e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raito | 作成日時：2018年11月16日 19時
