捻恋【yuto.n】

じゅうさん ページ24

Ｙｕｔo,N



貴「もしかして、メガネのぶつかった……子？」


恐る恐るというふうに、言ったA


雄「覚えててくれたんだ！！嬉しいよ。



だけど、忘れてても仕方が無いかもね。



あの時の俺は地味な子だったから。


Aにあったあの日を忘れないよ。


ぶつかった、あの日を。



あの日を境に俺は変わった。




気がつけば、Aだけを目で追ってるようになった。


どうやったら気がついてもらえるんどろうと思ってイメチェンをした。


勉強だって頑張った。


そしたら、振り向くどころじゃなくてほかの男のところに行った。



どれだけ、俺が悲しかったかわかる？


だけどもう、俺は悲しくないよ。


だって、


ずっと、ずっと、ずーーっと、永遠にAと一緒にいられる方法がわかったからね！！


本当に嬉しいよ！



俺はずっとAを愛してると誓うから、Aも、俺の事をアイシテネ？」



そして、ベットの下に隠していた包丁を取り出した。



なるべく苦しませないように、毎日研いでたんだから…



・



・



・




気がついたら辺り一面真っ赤な君の花が咲いていた。





部屋の中心にあるのは、前までAだったモノ。




そっと近寄り、




雄「寝てる顔も可愛いね。」




そう言って、Aの唇にキスをした。



Aからは、まだ赤いものが流れ続けている。




そして、俺の腕からも



赤いものが流れてきた。




・




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・


・






この世の愛に正解なんてない。


正解なんてないから美しいのだろう。



ただ、自分が正解だと思った道を進むだけだ。




狂っている愛だって、立派な愛だ。



だから、受け取ってね。



俺の愛を。



永遠に。




ずっと一緒にいようね。



好きだよ。



A。









[捻恋] end

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