ウソツキ 家出2ヶ月後�� ページ7
真｢了解。本気だすからちょっと周り気をつけろ｣
死柄木弔に向けていただろう警戒を完全に解いた真は口調も変わり雰囲気も変わっていた
弔(やっぱコイツ面白ぇな。個性の威力みて勧誘するか決めるか。あ、あと俺がヴィランって言ったらどんな反応するんだろう)
弔｢なぁ、真｣
死柄木弔に呼ばれて、個性を発動しようとしていた真は動きを止め振り返る
真｢なんだ?｣
弔｢言うの忘れてたんだけど、俺ヴィランなんだよね｣
真(そっちの方が尚更都合がいいな。ヒーローだったら保護対象とかになる可能性あるしめんどくせぇ)
少し思考を巡らせた真は、考えてた事と同じことを言う
真｢そっちの方が尚更都合がいいんだよ、ヒーローだったら保護対象になる可能性あんだろ?そんなんめんどくせぇし、それに俺はヒーローが好きじゃない｣
弔｢へぇ……ふっ、こっちもお前のこと尚更気に入ったよ。ほら、個性見せてくれるんでしょ?早く早く｣
真と同じような言い回しで、言葉を発した死柄木弔。煽るような言い方で急かすが、真はにやつく顔を抑えきれなかった
真｢はっ、いいじゃねぇか。ド肝抜いてやるよ……っと｣
少しの掛け声と共に放たれた氷は、少し遠くにある柱を跡形もなく壊した。さすがにこれには驚いたようで、表情には出さないが、その場に硬直している。
真｢あ、そうそう。普段はこれくらいでやってる｣
真はさっきとは全く違い、足元に氷を放ち凍らせた。そこで死柄木弔は口を開く
弔｢柱ぶっ壊れてんじゃん……そりゃあ、普段出来損ないとか言われるわけだ。｣
真｢これもっとやったらここ全部凍らせれるぞ｣
弔｢嘘だろ…チートじゃん。いいね｣
真の本気を見た死柄木弔は驚きはしたようだが、直ぐに思い出したように言う
弔｢あぁ、そうだ。俺の個性見せるんだよね、ちょっとそこの石取ってくれる?｣
真｢?あぁ｣
落ちていた大きめの石を死柄木弔に渡した瞬間。その石は崩壊して地面に崩れ落ちる
真(個性は崩壊…か?五本指で触らないと発動しないっぽいな、人体も同じようになんのか?)
真｢なぁ、俺の腕に指1本ずつ当てくれないか?｣
弔｢は?お前今の見てたのかよ。腕崩壊するんだぞ?｣
真にはもう1つ"嘘"という個性がある為、怪我をしたことを否定すれば大丈夫なのだが、死柄木弔はそれを知らない為、止める
真｢大丈夫大丈夫見せたいものもあるから…な?｣
弔｢…どうなっても知らないからな｣
そう言って死柄木弔は真の腕に指を1本ずつ当てて行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 587人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白狐 - ページ２３の誠くん誠にありがとうございます。 (2021年10月24日 10時) (
レス) id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - pe-zi 23 no makoto kunn (2021年10月24日 10時) (レス) @page23 id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
るにゃ - 名前…占ツクの良いところを消してる… (2019年5月2日 17時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
raito(プロフ) - ヒマワリさん» コメントありがとうございます!ヴィラン連合に行ってますよ!!ゲス真君書くの楽しいです!← (2018年11月23日 15時) (レス) id: fc8081d8b0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマワリ(プロフ) - 私は敵側に行ってほしいですね！ (2018年11月23日 14時) (レス) id: 0a4a398617 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：raito | 作成日時：2018年9月23日 0時
