斉木くんと寝不足の私2(夢主) ページ43
*
「もう、A、教室で急に倒れたから心配したよー！どうせAのことだから、また夜遅くまで勉強してたんでしょ？だからテスト前に詰め込もうとするの良くないっていつも言ってるじゃん！」
「ご、ごめんね…。今度から気をつける。」
友人が怒るのも当然だ。
テスト前に無理をして体調を崩すのはこれが初めてではない。
「斉木が咄嗟に支えて、保健室まで運んでくれたから良かったものの…」
「うぅ…本当に申し訳ないです…」
「私じゃなくて、斉木にちゃんとお礼言いなよ？
…でも私びっくりしたよ。斉木ってもっと力無いのかと思ってたから」
「…確かに…」
教室の楠雄くんをちらりと見る。
どれだけ見ても、その細めの体に筋肉がたくさんついているとは思えない。
「Aのこと、軽々抱き上げて行ったから…」
「抱き上げて行ったって…おぶっていったの間違いでしょ？」
「え？何言ってんの？
あんた、お姫様抱っこされてたじゃない」
「…は！？！？」
「あ、そっか。意識なかったんだもんね。
…良かったじゃん。斉木にお姫様抱っこしてもらえて」
うりうり、と友人が私を肘でつつく。
いやっ、え、はい！？！？
いや待ってごめん、理解が追いつかないんですけど
お姫様抱っこ！？え、私が！？楠雄くんに！？！？
いやいやいや、いやいやいやいやそんな…………ははは
「う、嘘でしょ？」
「マジマジ」
「うっわああぁぁぁ………」
「気になるなら他の人にも聞いてみれば？」
「いや、無理！！！！
これ以上ダメージを重ねるのは…」
「ダメージって…」
友人が苦笑する。
「だって、お姫様抱っこされてたってそれだけでも恥ずかしいのに、みんなに見られてたなんて…！！！！
本当に恥ずかしい……消えたい……」
「消えるな消えるな。
とにかく、斉木にちゃんとお礼言いな。ほら」
「え、今！？」
「今。わかったらさっさと行く」
そう言って背中を押される。
私は逃げ出したくなり後ろを振り返ると、逃げるなと言わんばかりのすごく怖い顔をした友人がこっちを見ていた。
*
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レナ(プロフ) - AKINAさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！番外編もよろしくお願いします！！ (2020年1月24日 1時) (
レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
AKINA(プロフ) - すっごく面白かったです！もう続きが気になる楽しみにしときます！ (2020年1月23日 7時) (レス) id: 06937f41d6 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» 今後は番外編を更新していきます！ありがとうございます、一旦は完結なので、間違ってないですよ！今後も見てくれると嬉しいです(*´▽`*) (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
マリー・テレーズ(プロフ) - レナさん» やっぱ終わってなかった( ﾟдﾟ) 恥ずかしい限りです また見に来ますね/// (2020年1月22日 22時) (レス) id: eb7633cc8b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» ありがとうございます…！！感無量です！！更新が早いのは先にプロットを書いてるからってだけで、プロットを考える時間はとても長いです笑 新しい小説も頑張ります！！ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2020年1月3日 22時
