その後の斉木くんと私1(楠雄) ページ36
*
あれから、僕はAさんと付き合うことになった、のだが…
肝心のAさんは朝から僕と目を合わせない。
軽く挨拶はしたのだが、その時もこちらを向いてはくれなかった。
どうしたのかと思いテレパシーに集中するも、彼女はずっと「無心無心無心無心無心無心」と意識的に考えているようで、理由はわからなかった。
……やれやれ。こうなったら直接聞くしかないな。
ーーAさん
「な、何？」
彼女はビクッと肩を震わせたが、未だにそっぽを向いている。
ーー…どうして、僕と目を合わせないんだ？
「…っ」
彼女は突然ガタンと音を立てて立ち上がり、「ごめん！」と言って教室を出ていった。
僕はAさんを追いかけた。
廊下辺りですぐに追いつき、後ろから彼女の腕を掴む。
Aさんは勢いよく振り返った。
その顔は茹でダコのように真っ赤になっていた。
嬉しいのか悲しいのかよく分からない、色々な感情が混ざったような表情でこちらを一瞬見たあと、僕の手を振りほどき走っていってしまった。
振り返った彼女から一瞬テレパシーで流れ込んできたイメージ、それは、先日の出来事だった。
幸せだったはずのあの瞬間。
何を思ってあんな表情であの時のことを思い出していたのか、僕には分からなかった。
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レナ(プロフ) - AKINAさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！番外編もよろしくお願いします！！ (2020年1月24日 1時) (
レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
AKINA(プロフ) - すっごく面白かったです！もう続きが気になる楽しみにしときます！ (2020年1月23日 7時) (レス) id: 06937f41d6 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» 今後は番外編を更新していきます！ありがとうございます、一旦は完結なので、間違ってないですよ！今後も見てくれると嬉しいです(*´▽`*) (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
マリー・テレーズ(プロフ) - レナさん» やっぱ終わってなかった( ﾟдﾟ) 恥ずかしい限りです また見に来ますね/// (2020年1月22日 22時) (レス) id: eb7633cc8b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» ありがとうございます…！！感無量です！！更新が早いのは先にプロットを書いてるからってだけで、プロットを考える時間はとても長いです笑 新しい小説も頑張ります！！ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2020年1月3日 22時
