26-空助さんとデート2(夢主) ページ27
*
次に向かったのはオーダーメイドのお店のようで、着くなりいきなり体中を採寸されて、ちょっと恥ずかしかった。
でも、空助さんと一緒にどの生地がいいかとか、どの色が好きだとか話していると、だんだん楽しくなってきた。
その他にも色々なお店に行ったのだけれど、本当に思ったのは…
…空助さんって、お金持ちなんだな…！！
ということだった。
楠雄くんの両親は普通の方みたいだったし、楠雄くん自身も特にお金持ちという感じはしない。
ということは…もしかして、空助さんって働いてる…？
いやでも、ケンブリッジの学生だって自分で言っていたから、もう就職している、とかではないだろう。
……じゃあ、このお金は一体どこから……？
…考えていても仕方がない。きっと何か事情があるんだろう。
お金についてのことを詮索するのはよくないし、私はそれ以上考えるのをやめた。
***
少し辺りが暗くなってきた頃、空助さんに連れられてやってきたのは、とても豪華なレストランだった。
「予約されていた斉木様ですね。こちらへどうぞ」
いかにも、という格好をしたギャルソンさんに席まで案内され、私は緊張しながらも席の場所へと向かった。
「わぁ……！！綺麗……！！」
窓の外には、素晴らしい夜景が広がっていた。
「そう？喜んでもらえて良かった」
空助さんがなんでもないことのように言う。
なんか……、海外セレブみたい……！！
最初はあまり慣れなくて、楽しむことが出来なかったけれど、今日一日、空助さんにエスコートしてもらったおかげで、本当にお姫様にでもなれたかのような気分だ。
空助さんといきなりデートと聞いて、最初は不安だったけれど、対応も紳士的だし、優しいし、見た目も王子様みたいでかっこいいし……。
そう考えると…斉木家の遺伝子すごいな…かっこいい人ばっかり…
もちろん、好きなのは楠雄くんだけど、空助さんは空助さんでかっこいいと思った。全然別のタイプだけれど。
「こんな…素敵な場所まで、わざわざ予約していただいて……本当にありがとうございます」
私は深々とお辞儀をした。
「全然気にしないでいいよ。僕がしたくてやったことなんだから」
かっこいい……！！眩しい、光って見える……！！
そんなセリフ、一生に一度は言われてみたい。
そう思った。
…ていうか、今言われてるのか！
本当に…慣れないなぁ。
楽しいと感じることができるようにはなったが、セレブにはまだまだ程遠いらしい。
*
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レナ(プロフ) - AKINAさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！番外編もよろしくお願いします！！ (2020年1月24日 1時) (
レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
AKINA(プロフ) - すっごく面白かったです！もう続きが気になる楽しみにしときます！ (2020年1月23日 7時) (レス) id: 06937f41d6 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» 今後は番外編を更新していきます！ありがとうございます、一旦は完結なので、間違ってないですよ！今後も見てくれると嬉しいです(*´▽`*) (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
マリー・テレーズ(プロフ) - レナさん» やっぱ終わってなかった( ﾟдﾟ) 恥ずかしい限りです また見に来ますね/// (2020年1月22日 22時) (レス) id: eb7633cc8b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» ありがとうございます…！！感無量です！！更新が早いのは先にプロットを書いてるからってだけで、プロットを考える時間はとても長いです笑 新しい小説も頑張ります！！ (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2020年1月3日 22時
