検索窓
今日:38 hit、昨日:51 hit、合計:242,019 hit

22-楠雄くんとデート3(夢主) ページ23

*



届いたコーヒーゼリーチョコパフェをスプーンで掬って口に運ぶ。

こ、これは…………


…………あっっっま。

え、何これあっま………甘すぎる。
コーヒーゼリーってついていたから、もう少しほろ苦いのかと思っていたが、どうやらコーヒーゼリーは底の方にあるようで、上の方は生クリームとチョコレートでとても甘い。

ここまで甘いとは思わなかった…。さすがに全部は食べられないかもしれない…。
というか、楠雄くんはこれをあんなに美味しそうに食べていたのか。すごく甘党なんだな……。

私の手があまり進んでいないのに気がついたのか、楠雄くんがこちらをじっと見てくる。


「……楠雄くん?」

ーー食べないなら…僕が貰うぞ。


…えっ


「だっ、駄目!!!!!これ、食べかけだし、楠雄くんにそんなの食べさせられない!!!!」

ーーえー…


楠雄くんが唇を突き出し拗ねたような表情をする。かっ、かわ………いやいやいや、それでも駄目なものは駄目だ。


「そんな顔しても駄目なものは駄目です!!!!」


(………ちっ)


だって………もしそんなことになったら、かかか、間接キス……に、なるんじゃ………

いや、考えるのはよそう。とにかく食べかけなんてあげられない。


その後楠雄くんは大人しく引き下がってくれたのだが、私は結局パフェを残してしまった。



部屋を出る時、ふと私の器を見ると、何故か残したはずの中身がなく、空になっていた。

え……、おかしいな……私あのパフェ残したよね……?

楠雄くんが食べるところは見ていないし…落としたりもしていないはずだし…どこにいったんだろう…

そう思ってちらりと楠雄くんを見ると、どこか満足気な顔をしていた。


……いやいやそんな、まさかね……



*

23-楠雄くんとデート4(夢主)→←21-楠雄くんとデート2(夢主)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
228人がお気に入り
設定タグ:斉木楠雄 , 斉木楠雄のΨ難 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レナ(プロフ) - AKINAさん» 嬉しいです!!ありがとうございます!!番外編もよろしくお願いします!! (2020年1月24日 1時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
AKINA(プロフ) - すっごく面白かったです!もう続きが気になる楽しみにしときます! (2020年1月23日 7時) (レス) id: 06937f41d6 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» 今後は番外編を更新していきます!ありがとうございます、一旦は完結なので、間違ってないですよ!今後も見てくれると嬉しいです(*´▽`*) (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
マリー・テレーズ(プロフ) - レナさん» やっぱ終わってなかった( ゚д゚) 恥ずかしい限りです また見に来ますね/// (2020年1月22日 22時) (レス) id: eb7633cc8b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - マリー・テレーズさん» ありがとうございます…!!感無量です!!更新が早いのは先にプロットを書いてるからってだけで、プロットを考える時間はとても長いです笑 新しい小説も頑張ります!! (2020年1月22日 22時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レナ | 作成日時:2020年1月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。