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8-それは嫉妬?2 ページ9

*



教室に戻ろうと廊下を歩いていると、鳥束が居た。

普通に横を通ろうとしたら、ドンっと壁に手をついて私の行く手を阻むので、「鳥束…?」と恐る恐る声をかけると、「あの男と…付き合ってんスか」と、いつになく低い声で聞くので、少しドキッとした。

ていうか…顔が怖い。


「あの男、って…?…あ、あぁ、見てたの?別に、付き合ってないよ?告白されただけで…」

「………じゃあ、何で……」

「………え?」

「じゃあ、何で!!!おっ ぱい触らせてんスか!!!!」

「………へ?」


そんなに怒ることか……?

そもそもあれは不可抗力だし……


「…いや、鳥束?あれは事故だし…」

「…なんで…、何で、オレはダメなのに、あいつなんかに、触らせてんスか…」

「いや別に、あの人も許可したわけじゃないし、見てたならわかると思うけど、単なる事故だから、仕方ないっていうか…」


「事故なら何されてもいいんスか!!!!」


「っ…」


何…なんでそんな、怒ってるの…?

別に、私のおっ ぱいじゃなくても、鳥束は今後付き合う可愛い女の子のおっ ぱい揉めばいいし、そんな怒ることじゃなくない…?


私が何も言えず、その迫力に少し脅えて見つめていると、

「……怒鳴ってごめんなさいっス。
でも……少しは、危機感持ってください」

そう言い残すと、鳥束は教室に戻っていった。


……あんな鳥束、初めて見た……。

いや、昔も、幽霊のこととかで怒ったりするところは見たことがあるけど、あんな迫力で、怒鳴られるとは思ってなくて…

…少し、怖かった………。


それにしても危機感、って……どういうことだろう……



***


それ以来鳥束は、あまり進んで私に話しかけなくなった。

もちろん挨拶はするし、話している時はいつもの調子なのだが、頻度が少し減ったというか。

私が他の男に胸を触らせてしまったことが関係しているのだろうか。


でもあれは不可抗力だし…


なんにせよ、少し傷ついた。

そんなことで、まさかこうなるとは思っていなかったからだ。

鳥束にとってはそんなことではなかったのかもしれないが、私は未だにあの時鳥束が怒った理由をよく分かっていない。


おっ ぱいなんて、私じゃなくても、女の子にはみんなついているのに。



*

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設定タグ:斉木楠雄のΨ難 , 鳥束零太 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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- 鳥束の可愛さと気持ち悪さがうまく表現されてて最高っす!(褒めてます!)ホントありがとうごΨます! (8月15日 9時) (レス) @page3 id: 5d30facf6c (このIDを非表示/違反報告)
ココアちゃんだよん - 面白すぎて2回も読んじゃいました! (2022年8月21日 20時) (レス) @page33 id: d0534e1594 (このIDを非表示/違反報告)
勇者(クッキーアンドクリーム) - 鳥束君と海藤君推しですー♪ふー、逆に鳥束君に胸揉まれたい (2020年11月1日 12時) (レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ちょこみんと。さん» ありがとうございます!好きだって言って貰えるのすごく嬉しいです!鳥束いいですよね!! (2020年5月13日 12時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと。 - 鳥束推しです この話めっちゃ好きです!鳥束との恋愛やばい…読み返してます (2020年5月12日 23時) (レス) id: 98235ac0bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2020年1月21日 13時

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