アナタシア長編BL

第8話 ページ8

2日目

まさとside

もそもそと人が動く気配で目を覚ました。見知らぬ天井と初めての感触の枕が、ここは旅館で今は旅行中ということを思い出させる。そして、昨日の行為も。

ふと気配の感じた方を見ると、まりんくんのおでこにキスをしてる健くんがいた。髪をひと撫でし、もう一度キスをしてから、扉に向かって歩いていった。

反対側を見るとハネルが寝ている。カナタくんはいないっぽいから、トイレかな？

起きる気にもなれず、しばらくぼーっとしていると、扉の外から健くんとカナタくんらしき声が聞こえてきた。

カ「いやー、昨日はちょっとヤリすぎたな」

芝「最後は3人とも気、失ってたしね」

カ「後片付け大変だったよな」

芝「うん。まぁ、まだ朝早いし、もう一回寝よ」

カ「まだ5時くらいだもんな。俺も寝よ」
ちらりと時計を見ると確かに5時ちょっと前くらいだった。俺も寝ないと寝不足で死にそうだから、寝よ。

カラカラカラぱたん

部屋に戻ってきた2人は、お互い、恋人を抱きしめながら寝た。

真ん中にいる俺の気持ちも考えて欲しいけどねっ。

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