52.写真 ページ6
冗談で言ったのに。
結局財布を忘れたてつやは一回戻ってきたあと、また慌てて外に出て大量のハーゲンダッツを持って帰ってきた。
ひとりじゃ食べきれないのでみんなでハーゲンダッツを堪能している。
虫「ねぇ、A」
ハーゲンダッツを食べるために体を起こした私の横に座ってきた虫さん。
『なーに』
虫「A昨日のこと覚えてる？」
『ううん、全然。』
だいぶ体調は良くなりつつあるが、昨日のことは全く何も覚えていない。
お酒って怖いね。
虫「昨日Aね、てつやにめちゃくちゃくっついてた。」
『ええっwまじか』
虫「あとね、これ。」
そういって虫さんはケータイの画面をこちらに向けた。
『な、……にこれ……』
画面には私がりょうにお姫様抱っこされてる写真。
虫「Aがりょうくんにお持ち帰りされるシーン。」
り「こらっw流石に語弊があるw」
りょうが近づいてきて話に加わる。
と「おいお前！イケメンだからってやっていいことと悪いことがあるぞ！」
て「そーだそーだ！イケメンだからって許される訳じゃないんだぞ！！」
さらにそこにてつややとしみつまでも加わる。
り「してないってば！w誰かさんがAを酔わせちゃったから、ちゃんと送って介抱したんじゃんww」
虫「りょうくん、Aのことが今朝も迎えに行ったもんね〜。紳士〜」
わざとらしく虫さんが言う。
り「え、だってそりゃ心配やん！w当たり前じゃんね？」
あー……
あーーーー……
私ってほんと懲りないよね。
こんな些細なことで嬉しいって思うんだもん。
こんな自分をどうにかしてしまいたい。
虫「はーい、りょうくんイケメンすぎて罪なんでTwitterに投稿しまーす。《このあとりょうくんが美味しくいただきました。》……っと！」
そういって虫さんがさっきの写真をTwitterに載せる。
り「ちょ！wまって！それはやばいって！！」
虫「早速通知が止まりません。」
そういって虫さんがTwitterの画面を見せてくる。
そこにはもう既にリプが届いていて
《いつからそんな関係に？！》
《男女のはずなのにBLにしか見えないww》
《りょうとA割とお似合いw》
なんて内容まであって。
としみつとてつやはりょうの慌てっぷりに爆笑。
私も苦笑いで必死にそれに否定のリプを送るりょう見る。
当たり前のことなのに、否定されることがちょっと悲しいなんて……
近くにいるだけで幸せなはずなのに。
どんどん欲張りになってく自分が怖いよ。
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+ちっく(プロフ) - ピアスの下りでは女は右耳、男は左耳で性別判断とも言われてますよ(･∀･)←やかましい (2019年7月8日 10時) (
レス) id: 4d74bd6de9 (このIDを非表示/違反報告)
ところてん(プロフ) - 作者様の帰りもお待ちしてます！！！小説超面白いです！！！ (2018年9月25日 1時) (レス) id: fe2831d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2362667ffd (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます。しばらく更新していなかったので、コメントがいただけると思っていませんでした。ゆっくりですが、また再開しようと思います...！ (2018年8月24日 18時) (レス) id: 201effe25e (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新たのしみにしてます！！ (2018年8月17日 14時) (レス) id: 346c2647c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月11日 23時
