89.帰ってきた ページ48
虫眼鏡side
虫「うちの姫が……いや、王子が！帰ってきたぞーーー！！！！」
大きな声でそう言う。
と「王子〜！勝手に外出されては困ります〜！！」
Aが帰ってきて気分がいいのか、としみつもノリノリだ。
『なんこの茶番』
虫「ほら、てつや大臣もなんか言って」
て「王子〜！！わたくしの朝ごはんを早く作ってくださいまし〜」
『それ王子に対する言葉じゃなくね？』
と「朝ごはん……といえば！！おい！A！お前りょうにだけ手作り弁当持たせたな！！！」
て「あ、！そうだそうだ！りょうだけずるいぞ！！」
虫「おっと、としみつとてつやが余計なことを思い出しました。我が家の王子はどうかえす？」
り「別にいいじゃん。Aは俺の彼女だよ？……ってか、A、まず王子を否定して？」
虫「ここで彼氏、りょうくんの登場だー！」
さて、としみつ、てつやはどうでる？
て「それを言われたらなんも言えん……でも俺の朝飯はこれからも作りに来てくれるよね？？」
と「なんそれ！ずりぃがや！俺にも作って」
『別に料理ぐらいいけど…………でも、……そうだなぁ。てつやがちゃんと清潔にしてくれるなら作ろうかなぁ。』
てつやに甘かったAがそんなこと言うなんて……これも一種の成長かな？
り「そうだね、それがいいよ。」
て「なん……だと？！……俺に甘かったAが……！！」
と「てつやが汚ぇのと俺の飯は関係ないがや」
『としみつは、遅刻しなくなったら考えてあげる』
と「なん……だと？！？」
虫「さーて、追い詰められてしまいました二人とも。ですが二人が改善しない限り、としみつとてつやは永遠にAのご飯が食べれません。」
と「どうしてなんだよぉぉぉぉぉ」
『頑張ってね。』
おおっと、渾身のモノマネもスルーです。
A、スルースキルも上がりましたね。
り「ま、こんな奴らほっとこうよ。」
そういってりょうはAの手を引いてソファに二人で座った。
そろそろ構って欲しかったのかな？
りょうくん素直じゃないね。そこがりょうくんの可愛さだろうけど笑
そんなことを考えていたらりょうと目が合った。
り「なに虫さんにやにやしとるん」
虫「んー？別にぃー？……ま、良かったね、りょうくん。大好きな彼女が帰ってきてくれて。」
り「うざいなーー」
なんて言いながら、もう彼の視線はAに戻っていた。
微笑ましいなぁ、なんて。
幸せそうでなによりです。
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+ちっく(プロフ) - ピアスの下りでは女は右耳、男は左耳で性別判断とも言われてますよ(･∀･)←やかましい (2019年7月8日 10時) (
レス) id: 4d74bd6de9 (このIDを非表示/違反報告)
ところてん(プロフ) - 作者様の帰りもお待ちしてます！！！小説超面白いです！！！ (2018年9月25日 1時) (レス) id: fe2831d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2362667ffd (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます。しばらく更新していなかったので、コメントがいただけると思っていませんでした。ゆっくりですが、また再開しようと思います...！ (2018年8月24日 18時) (レス) id: 201effe25e (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新たのしみにしてます！！ (2018年8月17日 14時) (レス) id: 346c2647c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月11日 23時
