83.手作り�� ページ41
りょうside
虫「りょうが弁当もってきてるーーーー！！」
て「なんだと？！」
と「絶対Aの手作りやん！」
ゆ「え、いいな〜」
急にサブチャンのカメラをまわし始めたと思ったらこれか。
今日はAは用事で東京に行ったのだが、俺らはいつも通り撮影。
弁当は朝突然、Aに手渡されたもの。
虫「え、なんで今日お弁当なの？」
り「前にさ、虫さんの彼女がお弁当作ったことあったやん？」
と「あったなw」
り「あの時俺ら付き合ってなかったし、あの日Aいなかったじゃん。」
あの時はちょうどAはまほっちゃんのとこにいて、その状況を知らなかったのだ。
虫「そっからあの時Aいなかったのか。」
り「そう。で、この間Aがたまたまそのサブチャン見て、『りょうは弁当作って欲しい？』って聞いてきたから、Aの作る弁当なら食べたいって言ったら、『そっかー』って言われて。」
て「そっかーってww」
虫「でもあれでしょ、今日作ってくれてんじゃん。」
り「今日朝Aを駅まで送ってたんだけど、車降りる時に渡された。」
と「ヒューーー」
て「この！リア充めーーーー！！！」
虫「てかなんで今日なのw」
ゆ「おもった、それw」
り「俺も思った、だから聞いたら、『絶対サブチャンのネタにされるし、私がいたら私は違うもの食べるのに、りょうだけお弁当食べるの変やんwだからといって自分が作ったお弁当たべるのもなー……って、そんで私が居ない今日にした。』って」
Aが細かいことをよく考えて行動しているのが良くわかる。
て「えー、わしの分も作って欲しい〜」
と「それな」
ゆ「俺も食べたーい」
り「あと、『みんなに色々言われるとめんどいから私のいない日にした』って言ってたよ。」
虫「大正解すぎる。」
虫「とりあえずさ、お弁当開けようよ。見たい。」
虫さんに促されて弁当箱の蓋を開けた。
て「うっわ！うわーー！」
と「なんこれ、バカ美味そうじゃん。」
ゆ「うわー、りょういいな〜」
虫「ねぇ、待って……冷凍食品1個も入ってない。」
と「え、ばかやばいじゃん！」
彩豊かな丁寧に作られたお弁当。
見ただけでも相当時間をかけて作ってくれたのがわかる。
今日はただでさえ東京行くために早く起きなきゃいけなかっただろうに、この弁当を作るためにもっと早く起きたに違いない。
今朝見送ったばかりだというのに、なぜだか無性にAに会いたくなった。
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+ちっく(プロフ) - ピアスの下りでは女は右耳、男は左耳で性別判断とも言われてますよ(･∀･)←やかましい (2019年7月8日 10時) (
レス) id: 4d74bd6de9 (このIDを非表示/違反報告)
ところてん(プロフ) - 作者様の帰りもお待ちしてます！！！小説超面白いです！！！ (2018年9月25日 1時) (レス) id: fe2831d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2362667ffd (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます。しばらく更新していなかったので、コメントがいただけると思っていませんでした。ゆっくりですが、また再開しようと思います...！ (2018年8月24日 18時) (レス) id: 201effe25e (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新たのしみにしてます！！ (2018年8月17日 14時) (レス) id: 346c2647c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月11日 23時
