38.つよがりの癖 ページ41
目が覚めると、時計は9時11分を指していた。
今日の集合は10時半なので、まだもう少し余裕がある。
体を起こそうとするが、だるくてなかなか起き上がれない。
なんか、しんどい。
サイドボートの引き出しに手を伸ばし、体温計を探す。
熱を測ると38.2
ここで、休んだら心配されてしまう。
昔から心配されるのは苦手で、どうしても体調が悪くて何も出来ない時以外は全部隠して誤魔化してきた。
だるいけれど、起きられないわけじゃない。
これなら今日ぐらいは乗り越えられる。
『がんばろ』
自分に言い聞かせるようにそう言い、起き上がって支度をした。
てつやの家に着いたのは10時過ぎ。
この時間はまだ誰もいない。
いつもの如く、てつやを起こしに行く。
『てつや〜！！！起きろー！！！！！』
て「ん〜…………ん、まだ……」
『起きないと水かけるよ』
て「それはやだ……でも起きるのもやだ……」
今日はここで体力を無駄に使ってるわけにもいかない。
しんどくてもこうやって集合時間前にわざわざ来て起こしてあげてるんだから、ほんとうに感謝してほしい。
少し腹が立ってきた。
『起きないんならもーしらん。』
て「ええっ？っ、ちょ、待って……！」
いつもはてつやが起きるまで根気強く起こす私が、今日は放置して部屋を出ていこうとすると、てつやが慌てて起き上がる。
私はそのまま無視して部屋を出た。
虫「あ、Aおはよー」
てつやの部屋を出て、廊下で虫さんと出会う。
『おはよう、虫さん』
て「ねぇA待ってよ〜！起きるから！起きたから！！」
『なかなか起きないてつやくんはもう知りませーん。もうご飯も作りませーん。』
て「え〜！！！」
虫「とうとう愛想つかされちゃったか、てつや。」
て「ねぇこれからちゃんと起きるから！ねぇ！！Aの作る飯を毎日楽しみに生きてるんだから！俺！」
たまには反省してください。
り「おはよ〜……って、何してんの？」
虫「てつやくん、Aに愛想つかされるの巻」
て「ねぇ〜A〜」
『うるさい、反省して。』
り「Aが怒るなんてめずらし〜、てつやもう嫌われちゃったね」
て「えーーー！！！！ほんとごめん！土下座するから！！！」
本当はそんなに怒ってないんだけど……
面白いからこのままにしとこっと。
てつやはいいとして、少し頭が痛くなってきた。
1日はまだまだこれから。
頑張らなくちゃ───。
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rairu0726(プロフ) - Miuuuさん» ありがとうございます！笑。リクエスト以外でもご自由にコメントしてください……！ (2018年3月9日 23時) (
レス) id: cf2e6b2003 (このIDを非表示/違反報告)
Miuuu(プロフ) - rairu0726さん» 思いついたら即時にコメントします。←笑 (2018年3月9日 17時) (レス) id: c05ffec26f (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Miuuuさん» 思いついたらでいいですよw笑 なんかすみませんww (2018年3月7日 23時) (レス) id: c6288c57c1 (このIDを非表示/違反報告)
Miuuu(プロフ) - rairu0726さん» リクエスト...何がいいですかねぇ...笑(じゃんじゃんと言われたけど早えーわ！←) (2018年3月7日 22時) (レス) id: c05ffec26f (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Miuuuさん» 青さんを最後に残した時点でなにかしようと思ってたので、ここで入れてみました……！あれで惚れない女はいないですね←笑。ご期待に添えてよかったです……！(?)リクエスト嬉しいのでじゃんじゃんください← (2018年3月7日 19時) (レス) id: c6288c57c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月1日 21時
