5話 ページ6
ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘ ﾊﾟｼｯ
目覚まし時計の音で目を覚ます。
いつものようにリビングにいくと真冬がいた。
ま「おはよ。」
「...え、あ、おはよう。...どっかいくの...？」
ま「坂田と出かけにいってくる」
そういってまふはまた出かけていった。
「久しぶりに...おはようって言った。」
まふが朝いないことが当たり前になっていて、まふの「おはよ。」にすぐに返せなかった。
「おはよう...」
たったすこしの会話なのに
「っ...」
涙が出る。
安心する。
電話がなった。
さかたんからだった。
涙を拭い、泣いていたことがバレないように明るく話す。
「もしもし？悠？」
坂「...ん、Aちゃん今暇？」
「すごい暇だよ」
坂「じゃあ俺ん家来ない？」
「え？でも、まふは？」
坂「え？まふ？」
「まふが朝「坂田と出かけに行ってくる」って言って出かけてたから。」
坂「俺まふと約束なんてしとらんよ？」
ああ、そっか...嘘つかれたんだ。
「ごめんw勘違いだった！今から準備して家行っていいかな？」
坂「ほんとに？あ、ええよ！待ってる！」
じゃああとで、といって電話を切った
嘘ってことは...また女の人かな...
そらるさんとかうらたんってことも考えられるのにどうしても悪い方に考えてしまう。
このままだと本気で病みそう。
呪文とか唱えだしそう。
そう思って私は白のニットに黒のスカートをはき、靴を履いた
「切り替え切り替え！！明るく！元気に！」
軽く頬を叩き、悠の家に向かった。
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作者名：桜のsizk | 作成日時：2017年10月7日 19時
