新1章ー絶望的な世界ー麗華side ページ42
やぁ。私の名前は神藤麗華。読み方はしんどうれいか。マイカと同級生の高校三年生だ。
なぜ急に私が出てきたかというと、この時にたまたま遊びにきて、そのまま参加したというメタ極まりない理由だ。
軽く自己紹介させていただくと、これでも一応ちょっと前は「女神様」と呼ばれていて、八十神とも結構な交流があった。そのおかげで名門に入れたと言っても過言じゃない。
髪の色は普通に黒、目は青色。
キャラシ作成時にベテランのペナルティがなんたら言ってたからどんせロクな事がないんだろうなぁと。
特技はパズルと情報収集、部活は新聞部。
まぁこんなモンでいいよね。
それじゃあ、本編に戻りますよっと。
私は、絶句して眼前の光景を見ていた。
同じ新聞部である、虹波れむが死んでいる。
腹部がメッタ刺しにされていて、足は骨が覗き、心にぽっかり穴が空いている。物理的に。
それでも、れむの顔だけは綺麗に残っていた。
れむというのも珍しい名前で、親が物理学者で、レム睡眠にちなんで名付けられたらしい。
これがまた名前に恥じない性格で、優秀ではあるんだけども居眠りが多い。
ちなみにれむは小学4年生。
吐き気がする。
怖い。恐怖しか感じられない。
呻き声を上げようにも、「むぐ」しか出てこない。
そして、一歩遅れて金切り声が上がった。
麗「いやぁああぁぁああぁ!?」
そして、意識は闇の中__。
舞「大丈夫!?」
独特な薬品の香り。
ここは、保健室?
目の前にはマイカが立っていた。
麗「あ………」
マイカ、と言おうとして声が出なかった。
あ、う、など母音しか出てこない。
マイカは不審そうな顔でこちらを見つめる。
ネタ探しのために懐に入れているメモに、「声が出ない」と走り書き。
するとマイカが瓶に入った薬品を取り出すもんで、全力で逃げ出した。
やばい、あれ多分硫酸かなんか入っている。直感で分かった。
すると、向こうから、れむのクラスメイトの………梢ちゃん? だっけ?
梢「あ………、えっと、レイカ先輩、でしたっけ?」
私は、さっきのメモを見せた上で「こずえちゃんだっけ?」と書いた。
梢「あ、それなら知り合いに薬に詳しい人がいるので、案内しましょうか?」
私は「お願いします」と書いた。
マ「で、私を頼った、と」
茶髪のツインテールの女の子は、はぁ、とため息をついた。
マ「イヤ」
女の子は笑顔でいった。
お 先 真 っ 暗 ☆
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作者名:早苗 | 作成日時:2016年9月19日 9時