死のゲームとオトモダチ～magic～【オリジナル】 (ページ37)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:1,004 hit

新1章ー絶望的な世界ー百香side ページ37

蒼「判決を下す！ (物理)」
晴「これではいけませんね」
梢「問答無用で黒だ！木偶女！」
三人は怒っている
でも、正直弱い。
マ「鈍い！そうだ、梢さん確かこのまえのＴＲＰＧで『蕾野白女』ってキャラ使ってましたよね！？白女はトロめだって！？今時受けないですよ！？」
マリアさん、煽っていくスタイル。
梢は怒り狂って殴りかかるが、マリアはひらりと避ける。
蒼「判決を下す！ (物理) 百香、黒！」
後ろからティスプーンのようなもので斬られかけるが、ナイフ(食べる時に使う方)で受け流しておく。
しかし当然の如くスカートで、スパッツなんて素敵なものは与えられていない。
つまり、さっきはカマかけたが、本当に見えたというワケだ。わかりやすく最強。
百「ボクサーp」
蒼「ああああああああああ！」
うるさいなぁ。
向こうでは晴斗と梢をマリア一人で相手している。なんという圧勝
そして、マリアは、なぜか………そう、『なぜか』ピンクのメイド服を取り出した。
マ「『自分は』逃げられるなんて……思ってませんよね？」
意味理解＆即刻逃亡。
しかし、扉に結界が張られていて出られない。
振り向くと、蒼羅が清々しい笑顔で出迎えてくれた。
蒼「お前も……道連れだああぁあぁ！！」
そして、マリアの前に連れてかれた。
マ「私の見立てだから………似合わないはずないでしょおぉぉ！」
他の三人のよりレース・フリル二割増しだ。
かわいいっちゃかわいいけど、さすがに着るのは気恥ずかしい、というか断固拒否。
マ「さぁ………ドレスアップタイムの始まりですよぉおおぉ！」
そして私は悲鳴をあげた。

百「うぅ…………どうしてこんな目に……」
ご丁寧に髪まで結んでいただいて、イライラするったらありゃしない。
百「そういえば」
蒼羅にアイキャッチで思いを伝える。
百「さっきあなた、『自分は逃げられるなんて思ってないよね？』とか言ってたわよね?」
半ば興奮にも近い感情を抑えて、マリアを見つめる。
蒼羅に無事思いは伝わったようで、投げ縄を用意してくれている。
百「その言葉」
マリアは逃げようとするが、まさか自分で張った結界の事もお忘れでして？
百「そっくりそのままあんたに返してやんよぉぉおぉ！」
床を蹴って飛び上がり、華麗にマリアの後ろに着地。
そして、連行。現行犯逮捕である
梢は適当なドレスを選び、マリアと共に消えていった。