2章ーゲームの幕開けーシフウ、ラファside残り魂 2個 ページ16
後ろから気配を感じた。気配というか、これは昔、何度も感じた事のある……
「殺気」
やばい。こいつはやばい。
直感でそう感じた。
振り向きざまに膝蹴りを食らわす。
マネキンがふっとび、その隙に全力で逃げる。
あいつ、意外と早い!
近くに蟻地獄を見つけた。
‘「魂」が減るとスタート地点に戻されます。‘
!!
蟻地獄に思いっきりとびこむ。
[残り魂 1]
スタート地点……つまり、エレベーターの所に戻された。いや、「戻った」。
額から冷や汗がつたう。
何度も殺気を感じた事はあるが、始めて感じた時よりずっと、恐怖を感じた。
「無機質」だからこその「恐怖」。
別に怪異や異変には慣れているが、それとは違う、もっと恐ろしい「何か」。
それに気づかない内はあいつだって牙を向く。
シ「……怖いよぉ。助けて、ーーーー」
数年ぶりにあいつに助けを求める。それが意味を成さない事も知っている。
この狂気の遊戯室の中ではどんな事をしたって、たとえ俺でも無駄だ。
肉体的にも、精神的にも疲れた。
しばらく、体の中で眠ろう。
カードを突き刺して、それが残り火の様に俺は静かに目を閉じた。
ラファside
目を開くと、そこはエレベーターの中にいた。
シフウでも疲れて体に戻るほどの物が、「第一ステージ」……。
「第二ステージ」はどんなものなんだろう。
未知への恐怖と、好奇心。
勝つのは当然、「好奇心」な訳で。
やがて、チーンと音がする。
なんのためらいもなく、その扉を開けた。
そこは、スーパーのような所だった。
[残り魂 2個]
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私の今日のおやつだよ♪byラファ※結構マニアックなの多いんで知りたかったらググるなりしてね!
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作者名:早苗 | 作成日時:2016年3月25日 14時