【SERVAMP】エリクシルの血を持つ少女 (ページ21)

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第十七話　叔父ページ21

真昼side

洗濯物の中からクロの声が聞こえた
モップで殴りにかかろうとする叔父さんを止める

徹「そこかああああ」
真「叔父さん気のせいだよ！今言ったの俺だよ！ごめんっ」

叔父さんなんか危ない…

真「おっ俺最近猫拾ってさっ！クロっていうんだ。飼ってもいいよね？」

クロを拾い上げて叔父さんに見せる。クロも猫の鳴き声をする
鳴き声が苦しい！猫らしくない！もっと頑張れよクロ！

徹「俺ぁ犬派だがいいぞ！黒猫だけにクロ…シンプルで良し！

　あ！そこのお嬢ちゃんは誰だ？」

茜のコトなんて言えばいいんだ！
『え、あっ茜です！ここに居候してます！』
徹「え？」

バカあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあ！
それ言ったらややこしいことになるよ茜！

真「おっ叔父さん違うんだ！そのっあれだよ！」

あれって何だよ(泣)落ち着け俺！

徹「ああ!!真昼の彼女か！なるほど！真昼もやるな！」

『そ、そうです！か、か、かかか彼女です;』
真「」

なんかもうだめだ

徹「じゃあ皆で寿司食いに行こうか！」
真「う、うん…」

茜side

…ということで(←)回転寿司という所に来た

徹「適当に座っとけ！」

言われた通り適当に座る。すると真昼と誰かの声が重なって聞こえた
どうしたのかと真昼の方を向く。

『真昼どうしたのって……椿!?』
真「なんでこんな所に…」
椿「お昼ご飯だけど？あっ茜久しぶりかな？…ってそんなに睨まなくてもいいじゃん」
真昼とボクはﾋﾟﾘﾋﾟﾘとした空気になった

徹「おっ…真昼先に食ってろ、仕事の電話だ。」

叔父さんが席を外した
それを狙っていたのか桜哉の話をしようと言いだした

椿「桜哉が今までどんな気持ちでいて…どんな気持ちで君を裏切ったのか。」

──彼は嘘つきの街で生まれた、嘘つきの子供──

　まず彼に嘘をついたのは彼の姉だった
　「大丈夫」といって彼の代わりにマンションから飛び降りて死んだ

　彼の両親はふざけて落ちたと嘘をつけと言った
　そして彼は言われた通りに言った

　それが初めての「嘘」だった

　そして６年後…彼に用意されていたのは姉とまったく同じ道