【SERVAMP】エリクシルの血を持つ少女 (ページ14)

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第十話　噂ページ14

クロside

『！？なんでわかったの…？』
ク「首筋に赤い痕が付いてる、あの外ハネにでも噛まれたんじゃないのか…？」

『…っ、この事真昼には絶対言っちゃ駄目だからね』

首を隠しながら言う

『きっと…真昼は桜哉の事吸血鬼って知ったら悲しむと思うから…』
ク「わかった…言わねーからそんな悲しい顔すんな」

オレは茜の頭を撫でる。嬉しかったのか、えへへ、と笑った。

ク「お前はそういう顔がいいよ」

自分の頬が赤くなってる気がした。

桜哉side

桜「椿…さん」

ビルのような建物の中、いなり寿司を頬張る椿さんに話しかける
…と言ってもいつもの報告だが。

椿「なに？」

桜「椿さんが言ってたエリクシルの一族の子がｽﾘｰﾋﾟｰｱｯｼｭ達といるのを確認しました。」
椿「おぉ、噂で聞いた話だけど実在したんだね。で、その子なんて名前なの？」

椿さんがいつになく目が輝いてる、子供かよ。

桜「茜っていう女の子で…白い髪と桃色の目をしてたので」

椿「へぇー…確かエリクシルの血を飲むと一時的に身体能力を上がるらしいよ。」

ベ「マジでェ～!?じゃあボクがその血を飲めばｽﾘｰﾋﾟｰｱｯｼｭを今度こそ倒せるじゃんかァ！」

あぁ、やかましいやつが割り込んできた。

椿「じゃあ時をよんで茜をこっちに連れてこようか。その時は
　桜哉、ベル、オトギリも行ってね。僕はここでダッツでも食べて待ってるから。」

オレも行くのか…めんどくせぇ

ベ「その茜ってやつの血早くのみたいなァどんな味なのォ？」

椿「桜哉知ってるんじゃない？」

ﾆﾏﾆﾏしながら聞いてくる。この人には隠し事とか出来なさそうだな

ベ「えェ～!?桜哉先に飲んじゃったのォ!?ずるいなァ!!」

桜「普通の人間とは違う、とても甘かった。」

あーもう、こいつほんとうるさい。

どうにか何ねーのかよ。