24話目 お願い 鯰尾side by神無月 ページ27
鯰) ｢えっと…どこから回るべきかな…｣
少ない手数で確実に全員に話を付けに行くにはどう回ったらいいんだろう?
取り敢えず部屋から動かなさそうな小狐丸さんから行こうかな?
もうすぐ部屋が見えてくるはず｡
鯰) ｢なるべく､動きは少ないほうがいいよね｣
この計画は､兄弟に知られた時点で全部終わりだ｡
絶対､見つかる訳にはいかない｡
…あっ向こうから歩いてくるのって…!
鯰) ｢鶴丸さん!｣
鶴) ｢んっどうした鯰尾?俺に何か用かい?｣
取り敢えず一人見つけた!
周りには―うん､誰もいないっぽい｡
鯰) ｢鶴丸さん､ちょっとお願いがあるんですけど｣
鶴) ｢何だ?｣
もう一度､辺りの気配を探ってから､本題を口にする。
鯰) ｢俺達､A兄を探しに行きたいんです!絶対兄弟たちにはバレないように…!｣
鶴丸さんは､俺がそんなことを言うと思っていなかったのか目を見開いた｡
しかし､
鶴) ｢わかった､俺も行こう｡丁度､何かできないかと思っていたところだったしな｣
快く承諾してくれた｡
鯰) ｢有難うございます!｣
鶴) ｢で?決行はいつだ?｣
鯰) ｢明日の早朝です｡出来れば日の出前｡主にも､バレたくないので｣
うっかりいち兄とかに言われても困るしね!
鶴) ｢任せろ､爺は早起きだからな!｣
そう言い笑った｡
鶴) ｢…必ず､連れ帰るぞ｣
鯰) ｢…当然です｣
何時も通り､何時も通り
そんなお面を被って今日1日を過ごすんだ｡
絶対にバレちゃいけないから｡
そのまま鶴丸さんに獅子王さんと小狐丸さんを見なかったか聞いた｡
どうやら二人共部屋に居たらしい｡
獅子王さんは主にゲームを借りているんだとか｡
取り敢えず獅子王さんの部屋に行ってみよう!
鯰) ｢獅子王さん居ますかー?｣
開けるのも悪いと思い襖の前から声をかける｡
獅) ｢おうっ何の用だ?｣
そうすると直ぐに返事が帰ってきて､暫くすれば部屋から出てきた｡
鯰) ｢あの､少しお話が｣
獅) ｢おっ何だ?俺に出来ることならなんでもするぜ?｣
辺りの気配を探ってみる｡
どうやら一人でゲームをしていたようで､気配は感じられなかった｡
鯰) ｢実は…｣
鶴丸さんにしたように､話をした｡
獅) ｢…分かった､明日の朝な｡俺もよ､一期はああ言ってたけどすげぇ気になってたんだ｡ちゃんと連れ戻して､さっさと仲直りさせてぇよな!｣
ﾆｯと笑って獅子王さんはそう言った｡
鯰) ｢有難うございます!…この話､他言無用でおねがいしますね｣
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れいにゃん(プロフ) - 夜桜狐さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです。これからも頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2016年11月2日 11時) (
レス) id: 67cb19b169 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜狐(プロフ) - 面白いです！ 続きが気になります！ (2016年10月31日 21時) (レス) id: c90e88cca6 (このIDを非表示/違反報告)
れいにゃん(プロフ) - こんのすけ二号さん» コメントありがとうございます!今の話が落ち着いたら鶴丸との絡み書きますね!w それとレス遅れてすみません… (2015年9月28日 19時) (レス) id: a618e215cf (このIDを非表示/違反報告)
こんのすけ二号 - 面白いですね！更新頑張ってください！そしてもっと鶴丸との絡みをしてほ((殴スミマセン（汗） (2015年9月16日 7時) (レス) id: f6ea566b76 (このIDを非表示/違反報告)
れいにゃん(プロフ) - キョロきど@白猫だとナギトさん» コメントありがとうございます…!これからも頑張ります! (2015年8月30日 23時) (レス) id: a618e215cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいにゃん 卍神無月卍 x他1人 | 作成日時：2015年8月7日 19時
