21話目 兄弟 byれいにゃん ページ24
本丸side
昨日の事件が起きてから数時間がたった。
本丸の広間には朝餉の時間になるのか既に皆が集まっていた。
主)「光忠さん、Aさんだけ来てないんだけど呼んできてくれる?」
料理を運び終わると主が話しかけてきた
燭)「そっか、じゃあ呼んでくるね」
僕はそう言うとAくんの部屋へ歩いていった。
それにしても昨日のAくんは全くの別人に見えたな…
沢山にいた検非違使もすぐに倒してしまったし、レベルもあげていないのにあんなに強いなんて…
そう考えているうちにAくんの部屋についた。
燭)「Aくーん、朝餉できたよー」
--…返事がないようだ
燭)「Aくん、入るよ?」
なおも返事がないので襖をあけてみる。
燭)「…あれ?Aくん?」
中に入ると誰もいなかった。
どうしたんだろう…?他の場所にいるのかな?
そう思って本丸中を探してみた。
お風呂や洗面所、庭や畑に行ってみたが彼はどこにもいなかった。
探しているうちに広間についてしまったのでそのまま中へ入る。
燭)「主、Aくんもうここに来てる?」
すれ違ったのかも…と思い主に聞いてみる
主「いや、まだ来てないよ?もしかしていなかったの?」
燭)「あぁ、本丸中探したんだけどいなくてね…」
主)「うーん、誰か知ってる人いる?」
近くにいる皆に聞いてみる。
鳴)「…Aなら、昨日の夜に出て行ったよ…」
と、鳴狐が答えてくれえた。
主)「えっ?!そうなの?」
鳴)「うん…」
いつもはしゃべらない鳴狐が言うのだから本当のことだろう。
主)「そんな…すぐにでも探しに…「その必要はないですよ、主殿」
突然、主の声がさえぎられる。
一「その必要はありません」
…その声の持ち主は一期だった。
なぜ、そんなことを言うのか。その場にいた皆はもそう思ったのだろうか、彼のほうを見るとだまったままでいた。
主)「…なんでそう思うんだ?」
一)「Aのことです、数日すればかえって来るでしょう」
とても、簡単な答えだった。
それでも弟に対して無関心すぎないか?他の弟に比べて扱いの差が大きい、昨のやり取りを見て過去になにかあったようだし…
一「そういうとこですので、私は失礼します」
もう朝餉を食べ終わったのかそう言うとすぐに部屋から出て行った。
薬)「おれっちも先に失礼するぜ」
一期に続いて粟田口の皆が次々に出ていく。
そんな中、皆はただ出ていく様子を見ていることしかできなかった。
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れいにゃん(プロフ) - 夜桜狐さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです。これからも頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2016年11月2日 11時) (
レス) id: 67cb19b169 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜狐(プロフ) - 面白いです！ 続きが気になります！ (2016年10月31日 21時) (レス) id: c90e88cca6 (このIDを非表示/違反報告)
れいにゃん(プロフ) - こんのすけ二号さん» コメントありがとうございます!今の話が落ち着いたら鶴丸との絡み書きますね!w それとレス遅れてすみません… (2015年9月28日 19時) (レス) id: a618e215cf (このIDを非表示/違反報告)
こんのすけ二号 - 面白いですね！更新頑張ってください！そしてもっと鶴丸との絡みをしてほ((殴スミマセン（汗） (2015年9月16日 7時) (レス) id: f6ea566b76 (このIDを非表示/違反報告)
れいにゃん(プロフ) - キョロきど@白猫だとナギトさん» コメントありがとうございます…!これからも頑張ります! (2015年8月30日 23時) (レス) id: a618e215cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいにゃん 卍神無月卍 x他1人 | 作成日時：2015年8月7日 19時
