おまけ話��: afterstory ページ47
『あの…』
ドキドキと鼓動がうるさく響く
次彼女が言う言葉が全く予想がつかなくて
この気持ちは不安？それとも期待？
『あのっ…』
｢うん｣
『ほ、本日はぁ！お、お日柄もよく…』
その場にいた一同が、ズコッーとなりそうになる 宏太朗と安元さんに至っては
｢もう日付変わるよ！｣とか｢もう夜だよ｣
とかツッコミを入れていた
『違う！違うのです！私が言いたいのは違くて…！』
少しばかり息を荒くして
一生懸命伝えようとしてくれてる彼女の姿が
可愛くて 愛おしくて
『あの…』
｢うん｣
『げっ…元気にしてましたか？』
そう俺との身長差が数十センチもある彼女が下から見上げる 自然と上目遣いになりながら問うものだから、まるで子犬や子猫に見つめられているみたいだ
｢うん、元気にしてたよ｣
そう答えたら、小さい声で遠くで見ていた良平さんが、｢いつの時代のカップルだよ、メールでやれメールで｣
なんて突っ込んでいたがスルーをした
『えっと…』
そう言って彼女は前髪を弄りながら
少しだけ照れくさそうに
『……江口さん』
｢うん｣
『……会いたかった……です』
って後半小さい声になりながら言った
｢……｣
少しだけ無言の時間が出来て
俺らの会話を聞いてた宏太朗が
雫と俺の顔を交互に見たあと
｢ほら、パイセン！なんか言ったらどうですか｣
ってポンポンと背中を叩く
……なにかって
キュッと被ってた帽子のつばをぐっと下に下げる
……よかった、夜で
｢……うん｣
って2文字の返事を返す
おかしいな 今日はデザートを食べていないのに
なんだか胸あたりが甘くて苦しくて
ぽかぽかする
そんな返事を返したら、一瞬だけ安元さんや良平さん、そして宏太朗の目がびっくりしたように俺を見つめた そして再び静寂の間が流れる
すーっと息を吸い込み
良平さん達に声をかけた
｢あの｣
｢お、おぅ｣
｢僕、今日帰ります。誘ってくれてありがとうございました。ご馳走様です｣
｢えっ？あ、うん…｣
そう言って、いつも通りな顔で2人に声をかける
｢あ、宏太朗もありがとうね｣
｢あっ、え、はい｣
何が起きてるか分からない彼女がキョロキョロとしていて、良平さんたちの顔をみて小さく会釈をした
｢ごめん、送ってくね？今タクシー呼ぶから｣
『えっ』
｢あ、良平さん達まだ飲みに行きます？一緒にタクシー呼びますか？｣
｢え、あぁ、俺らはいいよ。ね、安元さん｣
｢うん｣
どうぞ、お二人さんで
って2人は言う
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雅 - Aさん» Aさん、コメントありがとうございます。・・・好きな場面まで！ありがとうございます。感想を言って下さるのはとても嬉しいです。今後の参考にさせていただきますね。 (2020年11月26日 0時) (
レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、最後まで読んでくださりありがとうございました(*^^*) (2020年11月25日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - afterstoryもとっても素敵でした！！個人的に花言葉入ってるのがすごく好きできゅんってしました；； (2020年11月25日 12時) (レス) id: a957c976a9 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - こちらこそ、素敵な作品を作って頂きありがとうございました！リクエストした宏太朗くんの話も素敵でした！２人の幸せが伝わる感じでした(^^) (2020年11月24日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、リクエストありがとうございました。おまけ話は完結させて頂きました。毎回コメントもありがとうございます。こちらの作品はこれで全て終わりとなりました。今まで読んでくださり大変ありがとうございました。 (2020年11月23日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2020年10月21日 22時
