おまけ話��: afterstory ページ46
えぇ！？俺なんかした？
急な彼女の拒絶にかなりのショックを受けた
あと数センチで彼女に届きそうになったとき、
彼女は、スっと宏太朗の後ろに隠れた
伸ばした手が空をきる
…なんで
｢…えっ｣
『ごめんなさい！』
｢…なんで、雫が謝るの？｣
困った笑顔しか作れなかった
謝る方は俺なのに…
チクリと痛む胸
ザワザワとする
まさか、まさか2人がくっついた？
なんて最悪の結末が頭に浮かぶ
俺が…待たせすぎたから？
そんなことばかり頭に浮かんだ
『…ん？』
『あれ？』
チラチラ交互に俺と宏太朗を見る
｢あ〜そっか！｣
と、間にいた宏太朗が声を上げた
｢あ〜ごめんごめん、雫ちゃん、あれ冗談｣
『…ん？？』
いや、待って、宏太朗、雫ちゃん！？
雫ちゃん呼び？！？
『え、つまり…江口さん知らない？』
｢うん、知らない。僕言ってないよ〜｣
コソコソ2人だけで分からないことばかり話す
『えっ！？あっ！？えっと…』
状況を理解したのか顔が徐々に赤くなる
…訳が分からん
｢え、なになに｣
｢あ〜言ってもいい？｣
雫に確認をとった宏太朗は
え？！待ってください！と言ってる彼女をスルーして、｢あの〜さっきまでご飯してたんですけど…｣なんて話し始めた
え、聞いといて話しちゃうの？
なんて心で思わずつっこんでしまった
｢雫ちゃんが、パイセンの愚痴言ってましたよ〜それは沢山！｣
｢え｣
『あの、違うんですよ！？あの、…宏太朗くん！！言わない約束では！！？』
……まって？宏太朗くん！？くん！？
｢もう、いいんじゃない？はっきりいった方がいいよ！｣
はい、どーぞ！
って彼女の背中をグイッと押す
慌ててる彼女
｢えっと…｣ 『えっと…』
数秒間の間に耐えられなくなった
宏太朗が口を開く
｢雫ちゃんが謝ってたのは〜…｣
『こ、宏太朗くん！』
｢陰でパイセンの愚痴こぼしちゃって責任感じてたみたいですよ、たぶん。9割近く惚気でしたけど。それを冗談で、さっきパイセンに送っちゃった〜って言ったから本気にしたみたいかと〜｣
ね？って顔を近づけ聞く宏太朗を無理やり引き剥がす
｢ちょっと、近い｣
原因が分かって
拒絶じゃないと分かり
チクチク モヤモヤは少し消えていた
｢そうなの？｣
そりゃ、2週間ちかくあっていないし
愚痴くらい仕方ないし…
ん？待てよ？9割惚気？
｢…ん？惚気？｣
『あの、』
ちらりと宏太朗を見る彼女
｢頑張って、雫ちゃん｣
再び背中を押す宏太朗
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雅 - Aさん» Aさん、コメントありがとうございます。・・・好きな場面まで！ありがとうございます。感想を言って下さるのはとても嬉しいです。今後の参考にさせていただきますね。 (2020年11月26日 0時) (
レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、最後まで読んでくださりありがとうございました(*^^*) (2020年11月25日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - afterstoryもとっても素敵でした！！個人的に花言葉入ってるのがすごく好きできゅんってしました；； (2020年11月25日 12時) (レス) id: a957c976a9 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - こちらこそ、素敵な作品を作って頂きありがとうございました！リクエストした宏太朗くんの話も素敵でした！２人の幸せが伝わる感じでした(^^) (2020年11月24日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、リクエストありがとうございました。おまけ話は完結させて頂きました。毎回コメントもありがとうございます。こちらの作品はこれで全て終わりとなりました。今まで読んでくださり大変ありがとうございました。 (2020年11月23日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2020年10月21日 22時
