おまけ話��: afterstory ページ37
なんとかパイセンたちのお誘いを断り、再び帰り道を歩く
｢もう少し早く誘ってくれたらな〜行ったんだけど。毎回パイセン急なんだよな〜｣
なんて思いながら歩いていると、ふわりと香る焼きたてのたこ焼きの香り
お腹がすいている今、すごく惹かれる
夕飯前だし…我慢
香ばしいソースの香りを感じてしまった瞬間に、僕の足はたこ焼きを売っている店頭販売の方へ
何人か店の前に並んでいた
まだかな〜 楽しみだな〜
なんて思いながら自分の番を待つ
すると、僕から数えて2人前の女性が注文した商品を受け取ったのだが、何だかオロオロしていた
どうしたんだろうと思い、少しだけ列からズレて様子を伺う
『あの…』
｢はい？｣
『すみません、たこ焼きが2パックになっていて…』
｢あれ、お客さん2パックじゃなかった？｣
『えっと、1つなんですが…』
…あれ、この声、身に覚えが
それにあの後ろ姿……あの髪色、髪型…
｢あー、そうかい、じゃあ今お金返すね。
えっといくらだっけかな？｣
若い元気なお兄さんがお金を返そうとしたときハッとした
｢あ！僕貰いますよ！｣
思わず声が出た
｢そのたこ焼き1パック、僕貰います！｣
列に並んでた方がみんな振り返る
『…あっ！』
｢すみません、列乱してしまって。その方と知り合いでして。そのたこ焼き頂いてもいいですか？｣
前に並んでた人たちも、
まぁ、知り合いなら別に…くらいで見てる
いくら渡したか思い出すより、僕が貰った方早かったから(そして、早く食べたかった)
ぺこりと前に並んでたお客さんに頭を下げながら、近づいてくる彼女
『すみません、助かりました』
｢いえいえ、あれ、いくらだった？｣
出すよ、と財布を取り出したが、
彼女は『お礼ですので良かったら』っていう
｢流石に悪いよ！雫さん！｣
そう、この方がパイセンの……彼女ではないか…気になってる人？の、雫さん
『では、一緒に食べてくれますか？』
そう言ってにっこり笑うものだから
思わずドキリとする
…これ言ったらパイセンに怒られるな
と思いながら、しつこいのもあれなので
有難くたこ焼きを頂戴した
2人で近くのベンチに座ると
小さい声で彼女が
『お仕事終わりですか？あの、離れた方がいいですよね？』
って確認してきた
そっと距離をとる彼女
それでは折角誘ってくれた意味が無い
｢大丈夫だよ、僕も同じ人間だから笑
友達とご飯くらいしてもいいでしょ｣
って伝えると安心したかのように
そっと隣に座った
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雅 - Aさん» Aさん、コメントありがとうございます。・・・好きな場面まで！ありがとうございます。感想を言って下さるのはとても嬉しいです。今後の参考にさせていただきますね。 (2020年11月26日 0時) (
レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、最後まで読んでくださりありがとうございました(*^^*) (2020年11月25日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - afterstoryもとっても素敵でした！！個人的に花言葉入ってるのがすごく好きできゅんってしました；； (2020年11月25日 12時) (レス) id: a957c976a9 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - こちらこそ、素敵な作品を作って頂きありがとうございました！リクエストした宏太朗くんの話も素敵でした！２人の幸せが伝わる感じでした(^^) (2020年11月24日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、リクエストありがとうございました。おまけ話は完結させて頂きました。毎回コメントもありがとうございます。こちらの作品はこれで全て終わりとなりました。今まで読んでくださり大変ありがとうございました。 (2020年11月23日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2020年10月21日 22時
