第221話:番外編 ページ21
｢…よいしょっ｣
な……
｢何してんの！？｣
かぼちゃの被り物を外したその人は
そう、探していた彼女だった
…いや、そりゃ気付かないわ
｢雫ちゃんじゃーん！｣
｢わー！久しぶり！雫ちゃんー！｣
あっさり受け入れている2人
いや、順応性高くない？！2人
俺、混乱してるんだけど
いや、なんでかぼちゃ！？
かぼちゃよ！？数あるコスプレの中、
なぜ、かぼちゃ！？！？
『わ〜！良平さんに宏太朗くん！久しぶりです〜！』
俺らを気にして小さい声で話す彼女
『江口さんも朝ぶりです！』
にっこり笑う彼女
……ま、まぁ、かぼちゃでもいいか
かぼちゃの被り物を外したせいで、
髪の毛が静電気で乱れ、
暑いのだろう…少しだけ頬が赤い彼女
いや…あの
なんか、…それもまた
…あの、なんか、いいですね…
｢…可愛い…｣
ぼそっと呟くと、
良平さんが｢あ〜リア充めが！｣
なんて小さい声で言った
彼女はどちらも聞こえてなかったみたいだけど
『でも、皆さんどうしたんですか？』
｢あー、なんかねーえぐがさぁ…
｢良平さん！？｣｣
すかさず止める
だってかっこ悪いでしょ、
心配で見に来ただなんて
…まさかかぼちゃだとは思わないじゃん？
｢食べたいなーって！！ね！宏太朗！｣
僕にふります？的な目で見てきたけど
｢そうですー｣ってのってくれた
宏太朗、ナイス
『そうだったんですね！ゆっくりしていってくださいね〜』
そうにっこりと笑い彼女は再びかぼちゃを被る
あ〜…また、顔見えなくなっちゃった…
少しばかり残念…
『あ！そうそう！
今日の夕飯はカレーにしました』
小さい声で囁くようにパンプキンマンは言う
｢…うそっ、絶対早く帰る｣
『…午後も頑張ってくださいね』
そう言って去っていくパンプキンマン
…oh…可愛い…
我ながらうちの子可愛い…
ありがとう、パンプキンマン
ありがとう、ハロウィン…
去り際に小さく拝んでいたら
｢ねぇ〜冷めんだけど！？料理！！｣
とちょっとキレ気味の良平さん
｢あー！はい！すみません｣
なんだ良かった
彼女の絶対領域は守られた…
｢…あぶねぇ…新しい扉開くかと思った…｣
｢え、かぼちゃでいいのお前？｣
｢え、なんか良くないですか？全部隠されてて、それが見える瞬間グッときません？｣
｢いや、来ない｣
｢あ〜ちょっと分かるかもです〜｣
｢え、大丈夫？お前の事務所…｣
｢事務所は関係ないから！｣
…今日は早く帰ろ〜
仕事終わったら早く帰ろ〜
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雅 - Aさん» Aさん、コメントありがとうございます。・・・好きな場面まで！ありがとうございます。感想を言って下さるのはとても嬉しいです。今後の参考にさせていただきますね。 (2020年11月26日 0時) (
レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、最後まで読んでくださりありがとうございました(*^^*) (2020年11月25日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - afterstoryもとっても素敵でした！！個人的に花言葉入ってるのがすごく好きできゅんってしました；； (2020年11月25日 12時) (レス) id: a957c976a9 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - こちらこそ、素敵な作品を作って頂きありがとうございました！リクエストした宏太朗くんの話も素敵でした！２人の幸せが伝わる感じでした(^^) (2020年11月24日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、リクエストありがとうございました。おまけ話は完結させて頂きました。毎回コメントもありがとうございます。こちらの作品はこれで全て終わりとなりました。今まで読んでくださり大変ありがとうございました。 (2020年11月23日 23時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2020年10月21日 22時
