限定ストーリー� 覆箸△�2人） ページ19
限定番外編です。
登場人物が気になる方は本編で。
(別な作品・又は別場面に登場しております)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人、人、人……
「…はぁ」
人酔いをしそうなくらいの人
時刻は19:00過ぎたくらい
仕事終わりにスタジオを出れば、
街はお祭り騒ぎ
ここは外国じゃねぇーての
盛り上がっている世間とは別に
俺の心はそこまででもなかった
「うーめちゃん、」
トリックオアトリート！
そう元気よく言われた
「あ？」
そう、冷たく返すと
「も〜つれないなぁ」
そう言って、はいっ、と俺に菓子を渡す
「あ、知らない人からお菓子貰うなって言われたんで」
「ちょいちょいちょい！ねえ〜〜酷くない？
え、なに？僕って不審者かなんか？」
そうすかさず突っ込むのは“アイツ”だ
どうせこいつもハロウィンとか
さほど興味無いくせに、と思いつつ
「“西山”は渋谷行くの？」
半笑いで俺が言えば、秒で「いかない」
って返ってきて少し笑う
「梅ちゃんさ、この後空いてる？かぼちゃスイーツが美味しい店が…「パス」」
「え。」
「あ？」
「なんでよ〜〜」
「なんでお前とハロウィン過ごすんだよ」
「どうせ予定ないで…「お疲れ様でしたー」」
ケラケラと笑いながらスルーし、
背中で西山の文句を聞きながら
スタジオを後にした
…予定がない、ねぇ
「…珍しくあいつ、“外した”な」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
騒がしい街とは違って
小さな路地へ
そこを抜ければ、明かりついた小さな花屋
店の飾りは可愛くハロウィン仕様だった
……やば、
時計を気にしつつ、俺は花屋へ
すると、植木鉢を抱えたエプロン姿をみつけた
「……まだ、やってます？」
こんばんは。
そう声をかけると、ゆっくりとエプロン姿の
“彼女”が振り返る
俺の姿を見つけて、嬉しそうに
まるで花が咲いたように彼女は笑った
『…梅原さん！いらっしゃい』
今日は少し遅かったですね、って彼女は言いながら俺を中へと案内する
「人、凄かったんで」
ここはいつ来ても…
落ち着く
…が、
「紬さん、その格好…」
『え？』
「…素敵ですけど、風邪ひきそう」
可愛い魔法使いのコスプレ
そう言うと彼女は少し照れくさそうに笑い
『気をつけます』ってこたえた
…そろそろ自覚して欲しいものだ
「あぁ俺限定の特別な
コスプレ楽しみにしてまーす」
『あはは、ありませーん』
そう、彼女とは
“そう言う関係”なのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「梅原裕一郎」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雅 - サチさん» サチさん、お久しぶりです。いつもありがとうございます。番外編も宜しければ(*^^*) (2021年12月3日 23時) (
レス) id: 62c9195d0c (このIDを非表示/違反報告)
サチ - お久しぶりです。西山さん、何やら新しい出会いですかね？楽しみです😊 (2021年12月1日 8時) (レス) @page17 id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、いつもコメントありがとうございます。お久しぶりです。返信遅くなりすみません。こちらの作品も最後まで読んでくださりありがとうございます。また、何かの機会に読んでくだされば嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。 (2021年9月24日 0時) (レス) id: 6254493976 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 完結おめでとうございます！タイミングがなく、なかなか読めていなくて、完結に焦りました！でも、すごく素敵でした！本当にほっこりするお話しをありがとうございました！ (2021年9月18日 1時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雅 | 作成日時：2021年8月11日 21時
