十三話 ページ15
愛鈴「では私から。はじめまして、野宮愛鈴です。」
マナーズ「ええっ、野宮…!?」
み、苗字…!?とつぶやき、明らかに焦り始めている白箱4人を見て、慌てて説明をした。
愛鈴「あぁ、っとこれには訳がありまして…信じられないと思いますが、私、実は別の世界からトリップしてきたんです。」
そう言うと、4人は頭に?マークを浮かべ、パトさんと映画泥棒の方を見た。
パト「愛鈴さんの言っていることは本当だ。なにせ今日初めて異形頭を見たからな。」
携「えええ!?それってどういう……」
映「映画館で目を覚ましたら、隣にいた僕にすごく驚いていたんです。」
愛鈴「私が元いた世界は、ここで言う『人形頭』しか居ない世界で、みんな苗字を持っているんです。」
蹴「そんな世界があるんだ…。」
心底驚いた、という表情で、皆愛鈴の話に聞き入っていた。
映「…あ、そういえばなぜあの時僕の名前をご存じだったのですか?」
愛鈴「あっ、それは…その、不思議なことなんですが、元の世界で映画が始まる前に、必ずと言っていいほど流れる実写アニメーション?があるんです。そこに出てくるのが、あなた、映画泥棒の服装で、そっくりなかぶり物をかぶった人と、パトさんに似たかぶり物の人なんです。」
みんな、静まりかえって愛鈴の顔を見た。
映画泥棒はその時、確かに体に戦慄のしびれが起こったのがわかった。
自分の知らない世界に、僕とパトさんの真似をしてる人がいる。
説明のつかない、『不思議』という言葉でしか言い表せない。
この世にこれほどまで不気味なことがあるのだろうか。
映「…とかまぁ、マンガとかだったらこんな感じの文がここら辺に出そうですよね」
顔の右上の空中に、長方形を指でなぞりながら映画泥棒が言った。
愛鈴「…自分で最初から最後まで言ってるし;;」
携「映くんっぽいけどね(笑)」
蹴「まーわからなくはないから良いんじゃない?」
唇「みんなツッコミ適当すぎじゃない!?あーあーあー映画っちしょげちゃったぁーーー」
映画泥棒は謎の一人漫才を繰り広げた挙句、部屋の隅で体育座りで落ち込み始めた。
パト「…あり得ない話ではないと思うがな。トリップが実現しているのだから…」
煙「それもそうだな……。で、自己紹介はどうなったんだよ。」
愛鈴「あっ、そうだった;; えと、15歳の高1で…って、ここの世界に高校ってありますか?」
パト「高校…?学校の類か?」
愛鈴「え、高校が無い…!?」
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マイクラ なつみ - これ、自分を主人公に出来るなんて良いですね!自分、パトライトが好きです。凄く面白かったです、応援してます! (2015年11月11日 0時) (レス) id: fd6a499809 (このIDを非表示/違反報告)
meru(プロフ) - 異形頭の夢おいしい!また更新してくれてとっても嬉しいです!私も他サイトなんですけどマナーズ夢がんばります! (2015年8月28日 8時) (レス) id: 80409bf631 (このIDを非表示/違反報告)
愛華 - 個人的にはパトさんが好きです(^^)これからもがんばってください!!マジ神 (2015年5月23日 20時) (レス) id: e5d84076c6 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 凄い面白いです!スモーカーさん、かっこいいです!今後の展開、楽しみにしてます!頑張ってください! (2014年11月12日 22時) (レス) id: 9ef0ccca69 (このIDを非表示/違反報告)
Gabriel - めちゃくちゃおもしろいです! キッカーさんまじイケメンですよね!私もパトさんと同じく剣道してて二段もってんのでなんか嬉しいです笑 がんばってください! (2014年10月9日 20時) (レス) id: c9285db870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいん | 作成日時:2013年8月18日 22時