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ショッピside
珍しく外で昼食をとったらしいAさんはどこか様子が可笑しかった
どこかソワソワしているような、そんな気がした
A「ショッピくん、これ」
ショッピ「はい」
それでも仕事のクオリティは落ちてないから気の所為だと思い込み、無心で仕事を進めた
......
コネシマ「おうショッピくん！今日は残業か！」
ショッピ「近々始まるプロジェクトの資料製作をクソみたいな上司に丸投げされたんすよ」
コネシマ「アッハッハ！！新人なんてそんなもんや！諦めが肝心やで！」
強めに背中を叩かれ、さっさと退社したコネさんを後ろから撃ってやりたくなったのは言うまでもなかった
時間が経過し、残業で残っているのは俺とAさんだけになった
ショッピ「Aさん珍しいっすね、残業なんて」
A「上司が考えることはみんな一緒、他の人帰るの早いけど実は家に持ち帰ってるだけなんだよ」
仕事と私生活のメリハリを付けたくて持ち帰り業務を好まない独身恋人無しの俺達だけが奇しくも残ってしまっているだけらしかった
A「......いい加減腹くくんないとな...」
ショッピ「？」
何かを呟いたAさんは、作業を一旦止めて俺の方に向き直った
ショッピ「Aさん...？」
A「えっと...ですね...」
ショッピ「...はい」
A「付き合って...くだ...さい......」
ショッピ「は......」
これは夢なのかと本気で思った
残業という苦行により現実逃避を無意識に行なったことによる妄想なのではないかとも
A「いひゃい...なひふんほ」
ショッピ「いや、現実かどうか確かめたくて」
A「せめて自分の頬っぺでやってよ...」
痛そうに頬を撫でるAさんが愛おしくて社内だということを忘れて抱きしめた
ショッピ「良かった...」
A「え...？」
ショッピ「返事...一生貰えないままかと...」
A「...ごめんね待たせて、でもやっと覚悟出来たの」
ショッピ「覚悟...？」
小さな手のひらで俺の頬を包みこまれ、目線が交わった
A「幸せにされる覚悟、できたよ」
その時初めて、一時も崩れなかった表情が崩れた
まだぎこちないけど、それでもその笑顔は愛おしいものだった
ショッピ「俺はとっくに出来てますよ、幸せにする覚悟
一生離すつもりないっすからね」
A「うん」
俺はこの人を一生かけて笑顔にする
密かにそう誓った
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音斬湊(プロフ) - ショッピ君格好良すぎ！作者さんは天才なのですね！続き楽しみです！ (2019年6月29日 13時) (
レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - あ゛あ゛あ゛あ゛ショッピ君が可愛格好良すぎるーーー！作者さんは、ショッピ君が好きんですか？私は、ショッピ君も推しキャラで好きんですかゾムのことも推しキャラで好きなのです！！作者さんも同じだったら嬉しいです！！続きめっちゃくちゃ楽しみにしていますよ！！ (2019年3月28日 22時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RainCats
| 作成日時：2019年1月1日 23時
