二百二話目 ページ2
Aside
始業式と私には関係の無い話を長々と聞いた一日も終わり、奏馬が通う予定の学校の下見ついでのコンビニに行こうと歩いていると久々に公園の前を通った
A「…流石にいないか」
いつも寂しそうな顔をしている死柄木を思い出しながら用事を一通り済ませるべくコンビニに向かった
[ｼｬｸｯ]
A「この時期に食べるアイスの美味さよ」
マンゴーの果実が詰まったアイスをかじりながら再び公園の前を通ると、さっきはいなかった影が見えた
A「…噂をすればなんとやら」
死柄木「…！俺は運が良いらしい、会いたい時に限って会えるだなんてな」
A「今日は何用かな？」
既に半分以下になっているアイスを落とさない様に食べていると死柄木が口を開いた
死柄木「オーバーホールを知ってるか？」
A「知ってるよ、昨日会って熱烈な勧誘も受けた」
死柄木「アイツには気を付けろ、アイツの個性は相当ヤバいと聞いた」
それも知ってる、ルックスがカッコいい癖に個性までカッコいいとか罪以外の何物でもないよね←
A「私の事そんなにか弱く見える？」
死柄木「見えるか、むしろゴリラだろ」←
A「おい今なんつったもう一回言ってみろ」←
死柄木「か弱く見えるから忠告してるんじゃない、お前を失うのが嫌だから言ってるんだ」
いつやら轟にも言われたこう言う言葉
私はこれに対してどう反応すればいいのか本当にわからない
A「ありがと転弧、心配してくれて」
フードの下に手を入れて直に頭を撫でた、相変わらずの猫っ毛で気持ちいい触り心地だった
A「ちゃんとクリーム使ってるっぽいし嬉しい、カッコよくなってる」
少しだけ乾燥肌が治った死柄木の頬を軽く撫でると、嬉しそうに少し笑った
死柄木「Aも可愛くなってるのに、それが俺の影響じゃないのが凄く悔しい」
私の頬を包み込んで額に軽くキスをした死柄木はいつの間にか消えていた
A「くっそ…なんで可愛く見えるんだろ」
まるで捨て犬を内緒で飼って、たまに会いに来ると凄く喜んだり話に出てくる人間に嫉妬する犬が可愛く思えてしまうかのような現象に陥っている自分が怖い
A「はぁ…帰ろ」
寮に帰って轟に会った瞬間額をごしごしされたのはちょっと面白かった
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凛月(プロフ) - この続きを見たいです！もう続きを書く予定もない感じですか？？ (2020年6月23日 12時) (
レス) id: fd1ac83801 (このIDを非表示/違反報告)
上鳴×耳郎(プロフ) - なんかすごく中途半端なとこで終わってる！wwwでも、すごく面白かった！ (2018年8月16日 15時) (レス) id: 21d710bfd7 (このIDを非表示/違反報告)
RainCats(プロフ) - レオさん» 夢主には敬語外した感じにしようと思ってこうしてます！違和感あるかもですがご了承ください (2018年6月11日 17時) (レス) id: 10bc1df04e (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 楽しく見させていただいておりま! (2018年6月11日 17時) (レス) id: e4259e83db (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 安吾さんの口調違いません？敬語だった気が‥ (2018年6月11日 17時) (レス) id: e4259e83db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RainCats
| 作成日時：2018年2月15日 21時
