【声優】マイペース声優と愉快な同居人～Ⅲ～ (ページ23)

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voice123 ページ23

Aside

先生の説教を時間が許される限り聞いて帰った頃にはもう夜の8時
可愛い弟妹に癒されて死ぬかの様に眠りについた

翌日目を覚ますと昨日はいなかったハズの柊が隣で寝ていた
リビングで雑魚寝してるから場所が無かったんだろうと自己解決してそっと布団を脱け出した

A「ごめんね自由、騙すような事して」

入野「…別に怒ってないよ、むしろほっとしてる」

昨日は自由も泊まっていた
自由がベランダに出る音で目が覚めた私は謝罪ついでに自由を追い掛けてきたのだった

A「ホント？」

入野「…ちょっと嘘吐いた、Aに怒ってるとかじゃないけど自分に腹立ってるかな
あの時Aを助けに入れなかったし、黙って全部見てるだけだった
謝るのはこっちだよ、ごめん」

朝っぱらからシリアスで何が楽しいだろうか←
全くもって良い迷惑である←←

A「自由がシリアス作り出すとか笑うんだけど、何？笑ってほしいの？それならそうと早く言ってよ」←←

入野「悪かったなシリアス作って!!」

こうやって弟妹達の寝顔見ながら自由と話せるのもしばらく無くなるだろうな
今日の昼から仕事復帰して夜にはシェアハウスに帰ってお説教を聞かなきゃいけない
神谷さん直々に宣言されたからこれは確実

A「……自由が幼馴染みで、この子達が弟妹で、彰さんが自称兄で良かった
こんなに幸せな生活出来るだなんて思って無かったから今凄く幸せ」

説教してくれる人がいて、私を必要としてくれる人がいて、この仕事で私が多くの人に幸せを与える事が出来ている
これほど幸せな事はあるだろうか

入野「じゃあさ、俺がもっとAを幸せに出来るって言ったらどうする？」

A「…と言うと？」

入野「俺と付き合ってください」

………

………………は？

A「…まじか」

まさか自由に相手の弟妹が聞いてる中告白出来る勇気があるだなんて思わなんだ←