【ユーリ on ICE】銀盤の女王【ユーリ･プリセツキー】

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ユーリside



Aに宣言した通り優勝した俺は、控え室で画面越しにAのフィレオーを見るつもりだった



なのに俺は今リンクに向かって走っていた
あの綺麗なAを、近くで見たくて



〜リンク〜



ミラ「おっ、来たわね」



ユーリ「うるせぇ黙ってろ、Aが見れねぇだろーが」



ミラ「見てるじゃない」



最初から画面越しより直接見た方が良かったと後悔した
いつもは大人しくて可愛い部類に入るAが、今は白鳥みたいに綺麗だった



ミラ「………リ……ユーリ!!」



ユーリ「あ!?」



ミラ「いつまで見惚れてんの、もう終わってるわよ
FPまでに感想言ってやりなさいよ？ユーリの為に滑ったんだから」



ユーリ「わかってる…!!」



カメラに取り囲まれたAを引っ張って、誰もいない廊下まで行った



A「ユーラチカ…カメラいいの…？」



ユーリ「いいんだよ、どうせ後で来んだろ」



やっぱり近くで見ると凄く綺麗に見える



[ｷﾞｭｯ]



ユーリ「凄っげぇ綺麗だった、日本に行ったときなんかよりずっと…」



言いたいことを全て言いそうになったけど、それは俺とAが優勝したらの話だったから抑え込んだ



A「ユーラチカの為のフィレオーだよ……当たり前…」



俺はしばらく、Aを離せないでいた

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