【ユーリ on ICE】銀盤の女王【ユーリ･プリセツキー】

episode31 ページ31

Aside



〜中国大会〜



男子のプログラムが終わって、女子のプログラムが始まった



「A」



A「にぃ…」



勝生「ユリオじゃないけど、側にいさせて
それに客席の方にはレオ君やグァンホン君、ピチット君もいるよ
きっとテレビでユリオも見てる、だから頑張って」



A「……うん…頑張る」



ユーラチカが怒りながらかも知れないけど…見てる…
レオも…グァンホンも…ピチットも…みんな見てる…
期待に応えなきゃ…カッコ悪い…



A「にぃ…ユーラチカのジャージ持っといて…」



勝生「あ…うん」



A「勝ってくる…」



「銀盤の女王、堂々とした表情です
今回はどのような演技を魅せてくれるのでしょう」



うるさい…堂々？そんなの貴方の目が可笑しいだけ…
私はただ勝ちたいだけ…勝って褒めてもらうのが目的…



A「También espera de la cantidad, usted no vino(どれだけ待っても、君は来なかった)

Esta voz no se alcanza de nuevo, que desapareció en el aire(この声はまた届かなくて、宙に消えた)」



勝生(Aが呟くようにだけど…歌ってる…)



グァンホン「これ何語？綺麗な曲だけど意味が全然わかんない」



クリストフ「スペイン語だよ」



レオ「ジャコメッティ!?」



私は失敗しない、だから表現力で点数が決まっている様なもの
歌詞の意味はスペイン語を使う人と私だけわかればいい



わからなくても、体と技術で表現するから

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